中3トップ層との国語。
2017.12.07 15:06
ある生徒さんと国語の読解問題を一緒に
解き進めているところです。
この生徒さんにお渡ししているのは、
『実力アップ問題集6年上』。
中学受験用の6年生教材です。
「俺に解説できるレベルで自分の解答を
検証してくださいね。」
とお渡ししたのですが、これが
思いの外難しかったようで、
基本は塾で個人的に自習に来た時に
指導を行っているものになります。
小学生たちは、なぜ中学生が小学生用の
教材をやっているのかチンプンカンプンの
ようでしたが、この教材は骨があります。
今のうちの小5や小6に解かせるとほとんど
壊滅的な解答が仕上がってしまうでしょう・・・
なにせ、うちは5年生でやっと小4上教材を
なんとか自力で解きこなして8〜9割を正解にできる
水準で解いていますから。
小6になっても、小4下教材で十分だとすら
思っているくらいです。そして、そのつもりで
来年度の計画を立てているところです。
しかし、5年の標準模試ではバンバンと9割台が
飛び出して来ます。
中学受験向け教材の国語とは、
それくらいに難易度の高いものもあります。
「根拠の拾い方が論理的じゃない。
このキーセンテンスの指示語を追うと、
この選択肢問題は、文章やや怪しいけど、
これしか選べないと思う。
違うと思った時に疑うものが違う。
あくまでも辿るのは文脈だけで、
文章に書いてあるからといって、
繋がりのない内容の文を選択してはいけない。
あくまでも文章を論理的に読むことに
徹して、多少怪しくても消去法で削って
よりマシな解答を選ばないといけないよ。」
最難関クラスまで行くと、一番楽しいのは
やっぱり国語の指導だと思っている。
意味という抽象世界を正しく認識する、
その力が最も極まる瞬間を見られるからだ。