愛情たっぷりトリートメントでオキシトシンアップ

先日、久しぶりに娘のトリートメントをしました。

久しぶりの部活で足が痛かったようです。

昔はよく子供のトリートメントをしたものです。

肩がこった、頭が痛い、足が痛いなど‥

不調があると、「お母さんマッサージをして。」と来たものです。

こういう時、「エステをしていて良かったなぁ。」と、よく思ったものです。

娘が、「どうしてお母さんのマッサージはよく効くの?」と、聞いたので、

「それは、気持ちを込めてマッサージしているからだよ。」と、答えました。

「手当」と言う言葉があります。

文字通り、手を当てたり触れることで、心身の苦痛を和らげる、古くから人々が用いてきた癒しの形態です。

私はマッサージの基本はこの手当だと思っています。

手を当てると、なんだか気持ちが落ち着く、痛みが和らぐ、楽になる、気持ちが良い、眠くなるなど‥

手のひらには触れられた人の心を癒す不思議な力があると感じています。

近年の研究で、グルーミング(触れ合い)にはオキシトシンをアップする効果があるとわかってきました。

グルーミングとは愛情を感じられる心地よいスキンシップのことです。

パートナーや親子に限らず、信頼できる相手やペットとスキンシップをとると、脳内でオキシトシンと言う物質が生まれます。

エステティックの心地よいトリートメントも、オキシトシンを生むグルーミング行動の1つです。

また、飼い主と犬が触れ合うことで互いにオキシトシンが分泌されるという研究が明らかとなり、世界でも注目されています。

オキシトシンは別名「愛情ホルモン」とも言われます。

そもそもオキシトシンは、女性の妊娠、出産時に大量に分泌されるホルモンで、陣痛促進剤として使われるのもこのオキシトシンです。

多くの実験結果から、オキシトシンの分泌が、不安や恐怖心、ストレスの軽減に大きな効果を持つことがわかってきました。

また、自分は愛されていると感じられ、さらに愛情が高まり親密な関係を築きたいという気持ちが増すと言われています。

お母さんが、妊娠や出産の大仕事をやってのけることができるのは、このオキシトシンのお陰だと言っても過言ではないと思います。

トリートメントを行うことで、された側以上に、した方にオキシトシンが多く分泌されるそうです。

私が、いつも穏やかで、元気に過ごせるのも、このエステティシャンの仕事のおかげかもしれません。

トリートメントや、サロンに通うのが難しいお客様は、肌の触れ合いだけでなく、信頼できる相手と顔を合わせて楽しい時間を共有すること、会話を楽しむことでもオキシトシンは分泌されますよ。

オキシトシンは、安全なホルモン剤のようなものです。

ぜひ薬に頼る前に、大切な人とスキンシップをしてみてくださいね。

秘訣は、毎日無理せず、継続して行うことです。

ぜひ、お試しください。

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