栃木なソフトバンクホークス(3)中村恵吾
2017.12.08 03:00
2015年育成ドラフト8巡目で福岡ソフトバンクホークスに指名された中村恵吾。
高校では甲子園に出場できず、大学では怪我の影響で公式戦出場は1試合のみ。
それでも野球を諦められず2013年BCリーグの富山サンダーバーズに入団。
2年間で46試合に登板。
主にセットアッパーとしての活躍し、ソフトバンクに育成指名。
ドラフト全体のラストにあたる104人目の指名で
会見では
「あとは上へ上がるだけ」
と抱負を述べたが二軍で4試合に登板したのみ。
僅か1年で戦力外となってしまう、
育成で入団も一年で解雇はきっついよなぁ。
このとき中村26歳。
ソフトバンクの育成選手を見てると
高卒は3-4年、
大学社会人出身は1年2年でも見切りをつける。
厳しいという見方もあるが、それも温情かもしれない。
しかし温情を与えられても
はい、「そうですか」
とスパッと野球をあきらめる人もいれば
やれるところまでやろうとしがみつく人もいる。
中村は後者。
2016年は社会人野球のシンセリティー硬式野球クラブに所属。
さらには2017年に栃木ゴールデンブレーブスに入団。
3年ぶり3季めとなったBCリーグでの成績は
24試合に登板し5勝4敗防御率3.44
栃木の同僚・金子は合同トライアウトから
ふたたびNPBの世界を目指したが
中村恵吾は、参戦しなかった。