心感デッサン
2022.04.07 12:34
心感デッサン
2022.4.8
By frogmorton
四時五十分
天窓 ほの暗きを 押して
深青 薄れ 箔百 と 変わる
『昨晩は 善き 仕事も 終わり 良い 酒 だった』
あれから 夢 過ぎて
同じ 浮き世 に 身を 投ず
夜な夜な 桜 散り続け
朝 見る 名水御池 の 上
果てし 一枚の 集合絨毯
三角地点 は 重大だ
右足 からか 左足
此処を 跨ぐか 踏み入るか
病 で 床に 伏せし 時
心機一転 やり直そうと
懸命に 咲く 野花 に 誓った
今は 大量の 金炭酸 に 溺れ
もう 心身 疲れ果て
何処か 遠くに 行きたい 気力 も 失せ
心中 迷いの 時 ばかり
窓は 塞がれ
石 囲む 部屋 で 呻く
風 は 春花 に
此から 生きる 新芽 を 与え
雨 もまた 不透明 な 雲 から 注ぎ込む
一年 後の 事など
春 は 教える 事 なく
彼らは 素直に 深呼吸 する
わたくしと 対比 した
自然世界 の 法則 に
辛く 苦しい 冬 を 越えてきたのだ
此の身 病む 術 知らず
じっと 手 を 見れば
万華鏡 程に 変化 し
日々 毒 を 喰らい
傷ついた 磨り硝子 を
穏やかたる 季節 来ぬ 心境に 怯え
力無き 震える 足跡
誰が 気づこう 最早
神のみぞ 知るのだ
神様 赦されば
遥か 澄み渡る 彼方へ
我が身 委ねます
その時こそ ほんとうの
春 が 訪れましょうや