【HGUC】ガンダムピクシー(コルテス機/北米戦線カラー)
▼使用キット/アイテム
他ガンダムデカール多数
「俺にその本性を見せろ、兄弟(ブラザー)!!」
ガンダムピクシーのキットを友人から頂いたので、
漫画「機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊」に登場したカラーバリエーションである「コルテス機」として作成しました。
また、今回の記事はキットのレビューと言うよりは改造キットを紹介する内容となっています。
「ガンダムピクシー」は一年戦争を題材にしたゲーム作品を中心に登場する、地球連邦軍の地上専用MSです。
全部で"3機"が生産されたという設定があり、
2号機が初出のSFC用ソフト『CROSS DIMENSION 0079』に登場した機体
1号機がPS3用ソフト『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』に登場した機体、
3号機が漫画「機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊」に登場した機体…
とされていました。
"されていました"、というのも、
昨年から展開されているコンテンツ「機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy」にて、
更にガンダムピクシーが増え、ファンの間では物議を醸しました。
とは言え、後付け設定が基本のガンダム世界においてはよくあることではあります。
「オレら連邦愚連隊」のガンダムピクシーは、物語終盤に主人公ユージ・アルカナの搭乗する「ジムストライカー」の前に立ちはだかるラスボス的な位置づけとして登場します。
ジムが主役の漫画のラスボスにガンダム、そしてピクシーという配役が抜群に渋くて、
連載当時は本当にワクワクさせられました。
初登場のシーンもインパクト満載で、ガンダムタイプであることを生かし、
リアル系の作品では忌避されがちな「Gアーマー形態」で追撃してくる…というもので、
今回の作成ではその辺りのシーンを再現しています。
また、パイロットの「コルテス中尉」もガンダムのパイロットにあるまじきヒールに徹した強烈なキャラ設定となっており、非常に好きな外伝ガンダムの一つです。
- 制作
作品本編の登場シーンを再現、ということで着手しましたが
ありがたいことに「ガンダムピクシー」「Gファイター」共にHGUCでキット化されているため、そちらのカラーリング変更を中心に作業しました。
カラーリングは「オレら連邦愚連隊」5巻の表紙と、戦場の絆1に登場した「北米戦線カラー」を参考にしています。
メインカラーの緑はタミヤの航空機などの塗装に使用する「エアーモデルスプレー」のグリーンを使用しました。
腕部、太もものグレーはフレッド機の成型色のままです。
関節や武装類はメタリック系で塗装しつつ、一部シタデルカラーも使用していますが、
頭頂部のカメラは青色が綺麗だったので付属のシールをそのまま使っています。
デカールは汎用の地球連邦軍系、サンダーボルト系を中心に使用しています。
ピクシー3番機のイメージで肩に「03」の数字を貼ってますが、後年正しい設定が制定された場合悲しいことになるかもしれません。
デカール前の状態
おなじみデカール前の状態、と以前作った通常版との比較です。
肩や足首などを見ると、単なるカラーパターンの変更ではないことがわかります。
(胴と肩が同じ色の新しめのガンダム風)
武装や付属品を紹介します。
「ビーム・ダガー」
両腰に1本ずつ備わっているピクシーの特徴的な近接武装です。
本来は腰部から取り外して抜刀するのですが、取り外しの際の塗装剝がれが心配だったので
以前作った通常版から抜刀時用の柄を拝借してきています。
元ボクサーであるコルテス中尉、インファイト時はまさにボクサーの構えで戦います。
モビルファイターでもないのにどうやってそんな操作をしているんだ、とは思いますが突っ込むのは野暮でしょう。
新しめのキットなので、特に加工せず3mm軸のアクションベースに対応しています。
エフェクト付きのビーム刃もキットに付属しています。
あまり見られない付属品ですが、撮影や遊びの幅が広がるのでなかなか楽しいです。
「90mサブマシンガン」
ピクシー専用の射撃武器、こちらも両手に一つずつ装備する珍しい兵装です。
センサー部分に付属のシールを使用しています。
本編ではコルテス中尉がナイフ(ビームダガー)の使用を好んでいたため、使用されませんでした。
身軽な印象のMSなので、アクションベースを交えたややアクロバティックな射撃ポーズが似合います。
「Gファイター」
場面再現用におまけ的に作成したGファイターですが、
カラーリング変更やデカールなどを施してるのでせっかくなので紹介します。
「HGUC 1/144 Gアーマー」に付属しているGファイターを使用しました。
(ここ最近の再販リストに入っていたようですが、店頭で見かけたことはありません…)
登場シーンがモノクロで正式なカラーリングがわからなかったため、
Gアーマーのリアルタイプカラー のカラーパターンを参考にしつつ、リアルな航空機系っぽいカラーをイメージして塗装しました。
劇場版で存在が抹消されたこともあり、わりと「黒歴史」扱いされるGファイターですが、
リアル系のカラーリングだと印象がガラッと変わりますね。
車体や翼の部分にデカールを貼るのが楽しかったです。
専用の飛行スタンドが付属。
機体上部の砲塔は上下左右自由に旋回します。
Gファイターってかっこよかったんだな…という気持ちに。
本編では「Gアーマー形態」として登場しましたが、流石に無加工でピクシーと合体することは出来ませんでした。
Gアーマーに付属しているHGガンダムも合体用に一部パーツが調整された特別仕様なので、組み込もうと思ったらけっこう大変かもしれません…
一応デカール前の状態も。
- 以下適当に何枚か
「何だあれは!?」「DEAD……ガンダム!!」
「よォ 久しぶりだな」
「ふざけるな!本気で戦え!!オレを殺せ!!」
「これがオレの求めていた戦いだ、そして…!」
※ジムストライカー代役のジムライトアーマー
こうやって遊んでるとジムストライカーが欲しくなりますね…割と再販かかってるんですけど、これも見かけないです。
おまけ
ザクに負けたガンダム と ジムに負けたガンダム
どっちも相手が悪かった。
▼余談
ガンプラ復帰したときからずっと作りたいと思ってたバリエーション機体だったので、
めちゃくちゃ楽しんで作業出来ました。
HGピクシー自体も物凄くいいキットなので、一般販売されていないのが惜しいですね。
ただ、コードフェアリー系のキットはプレバンで何体か出ていて売れ行きも好調そうだったので、ピクシーがコードフェアリーのバリエーション機として発売される可能性はけっこう高いと思います。
次回はザクⅠ(黒い三連星仕様)の紹介になると思います。
それではまた