自分に正直であること
ヨガの教えの中に8支則という生活に活かすことが出来る教えがあり、その中の一つに
【サティア】というものがあります。
サティア…嘘をつかない。正直である事
嘘も方便という言葉があるように
時にはつく必要がある事もあるかと思います
でも私たちが日々生活する中でどれだけの方が正直に生きているのでしょうか…
私はまだまだ自分に嘘をつき…
自分のやりたい気持ちを押し殺し
【◯◯しなくちゃ…◯◯するべき】に囚われているのか…とハッとすることがあります。
子育てを通してになりますが…
先日子どもを連れて、遊びの広場に行きました。
幅の広い滑り台(横並びで子どもたちは十人くらい一度に滑ることができます)が人気で子どもたちはそこに集まっていました。
その場に居た2歳位の男の子が少し気になってしまい行動を目で追いかけていました。
というのも…
その子はとにかく自分と鉢合わせになった瞬間、叩いたり押したり引っ張ったりなど…
勝手な憶測ではありますが…
言葉でうまくコミュニケーションがとれないからかな…とか色々考えましたが、とにかくヒヤヒヤする行動をとっていたからです(゚ω゚)
息子が滑り台の頂上に行き「マーマー」と笑顔で手を振り滑り出そうとした瞬間…
その男の子が登ってきて…いきなり【ガブリ】と腕に噛み付きました!!!
腕の皮はめくれ青あざが出来るほど…
泣き叫ぶ息子を抱き抱え…
何で?
悲惨…(゚ω゚)(゚ω゚)(゚ω゚)
思わず口に出して「悲惨!!」と言いました。
噛んだその子は知らないふり!
といいますか…全く気にもしていない…
しばらくして、お母さんと一緒に謝りにきてはくれましたが…
お子様はニヤニヤ笑いながら走り回りたいから離れようともがいておりました…
私も母だから…
相手のお母様の立場なら…と思うと胸は苦しくなりましたが…
でも決して…「大丈夫ですから気にしないでくださいね」とは言いませんでした(゚ω゚)
私はどちらかというと良い子であろうという染み付いた癖が勝手に出てきます!
(子って書きましたがもうおばちゃんです)
育ってきた環境の中で、母が苦労してる姿を見るのがとっても苦しく…
どうすればお母さんは幸せそうに笑っているんだろう?
と勝手にあれこれ試しているうちに、良い子でいようとする癖が出来上がりました…
社会に出てからはこの癖は強くなる一方…
その為相手のお母様の気持ちを感じたら
「大丈夫ですよ気にしないでください!」
とか出てくると思っていたので…
この対応をした自分に一番ビックリしました!!!
側で理不尽に噛みつかれ、「痛いよ痛いよ」
と泣き叫ぶ息子を見て…
自分の気持ちと息子の気持ちに嘘をつき
「大丈夫ですよ!大したことないですから
子ども同士よくある事ですよね^_^」
なんて言えませんでした!!!!!
ただただ息子の気持ちに添い
「痛かったね、ビックリしたよね。」
と伝え…
そのお子様にも、聞いていませんでしたが…
「滑りたい場所に息子がいたからかな…
どいて欲しかったのかな…
でも噛むのはいけないよ!!」
と正直に伝えました。
みなさんそれぞれ価値観が違いますので
私の対応に様々な感情を抱くかと思います…
私自身も起きた事実に対し
あれこれ勝手に意味付けをし、何だか悶々としたりしましたが…
いつまで考えても起きた事実に変わりはない!
と気持ちを切り替えて息子と絵本を読む時間を満喫しました♪( ´θ`)
息子もいい人生経験となった事でしょう!
息子が産まれてきてくれなかったら
いつまでも自分に嘘をつき、世間体を気にして生き続けていたのかもしれません…
自分の時間がなかったり我慢する事は多く
不自由に感じる部分も多くありますが、子育てはある意味自由になる自分に出会えるいいきっかけなのかも♪( ´θ`)とも感じました。
そして子は親の姿を見て育つ…
だとするのであれば…
世間体を気にし、自分に嘘をつく姿よりも
自分の気持ちに素直に!正直に生きていく姿を見てほしいな〜と感じました。
子育ては親育て!って本当だな〜とつくづく感じます。
長文にお付き合いくださり、そして最後までお読みいただきましてありがとうございます。