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株式投資家の暮らしと夢

9301 - 三菱倉庫(株)

2017.12.14 15:00

三菱倉庫株式会社(みつびしそうこ)は、東京都中央区新川に本社を置く、物流を主な事業とする企業です。

三菱グループに属しており、三菱金曜会と三菱広報委員会に加盟しています。

倉庫首位で、施設の高度化推進しています。

陸上、港湾、国際一貫輸送に注力し、賃貸ビルの収益比重高いです。


歴史を見てみましょう。

三菱倉庫の前身である東京倉庫が1887年(明治20年)に創設されてから、1918年(大正7年)に今の「三菱倉庫」への社名変更を経て、2007年(平成19年)で創設120周年を迎えました。

三菱財閥の中では、日本郵船、三菱商事、三菱重工、三菱東京UFJ銀行に次いで創設された伝統と歴史のある企業です。

1930年(昭和5年)に竣工し本店があった江戸橋倉庫ビルは、船体を連想させる特徴的な外観を持ち、表現派風建築の代表的作品として東京都選定歴史的建造物の選定を受けている。本店は同ビルの建て替えのため中央区新川に一時移転したものの、平成26年9月に竣工した日本橋ダイヤビルディングに再び戻りました。

日本橋ダイヤビルディングは旧江戸橋倉庫ビルの外壁を随所に保存した高層建築であり、東京都選定歴史的建造物に選定されています。


事業内容を見てみましょう。

大きく分けると「物流」と「不動産業」の2つに分類されます。

「倉庫事業」をはじめ「港湾運送」「国際輸送」、そして「不動産事業」が主な事業内容です。

物流事業は、120年の伝統を誇り世界中に関連会社を持ち、実績は日本の倉庫業界では首位です。

日本最大の倉庫も保有しています。

各国子会社との連携も強く、医薬品・化学品取り扱いでは実績が高いです。

神戸・六甲アイランド、東京大井と、東西2箇所で合計訳63千冷蔵トンの冷蔵倉庫を持ちます。

また不動産事業での収益も大きく、ビル・商業施設・住宅と活発に展開しています。

ビル事業では、東京ダイヤビルディングをはじめとする“データセンタ対応ビル”を多く手がけており、賃貸ビルでありながら、非常用発電機や高い耐震性能、マルチキャリア等を兼ね備えたビルの分野では、パイオニアであり、日本最大規模のシェアを持っています(ちなみに東京ダイヤビルディングは日本最大の免震ビルである)。

商業施設は、関西で複合商業施設である神戸ハーバーランド等があります。

また、関東では2006年8月24日に横浜駅東口に横浜ベイクォーターが開業しました。

住宅事業としては、ナビューレ横浜タワーレジデンスやM.M.TOWERS FORESISをはじめとする分譲マンションの開発も手掛けています。

横浜駅東口の同社敷地の再開発のしめくくりとして、同駅周辺では最大規模であり、統一された意匠とガラスカーテンウォールの外装が特徴の横浜ダイヤビルディングを2009年12月16日に竣工させました。

横浜ダイヤビルディングは、地上31階・地下2階・塔屋2階、高さ157.7m(横浜ではランドマークタワー、クィーンズタワーA棟に次ぐ、3番目に高い)、延床面積69,977㎡であり、3~6階までは商業施設として隣接する横浜ベイクォーターと各フロアで接続して一体化、7~30階の低・中・高層部は賃貸オフィスで構成されます。

横浜ダイヤビルディングは、1990年代以降、大規模オフィスビルの開発が滞っていた横浜において、久々に建設された大規模オフィスビルであり、東京都内にて相次いで建設されている2000年代のオフィスビルに伍する高品質なオフィスビルです。

同時に建設されたペデストリアンデッキ(ベイクォーターウォーク)にて横浜駅と直結し、雨に濡れずに駅まで行くことができます。

三菱倉庫の所有ビルには、「横浜ダイヤビルディング 港北館」も存在するので、注意が必要です。

なおポートサイド地区にある「ポートサイドダイヤビル」の所有者は、三菱重工業(株)系列企業の菱重ファシリティー&プロパティーズ(株)です。

三菱倉庫 会社紹介動画「現場のリアル」編

三菱倉庫 会社紹介ドラマ動画「倉庫・国際輸送」編


投資判断ですが、時価総額は売上高の1.3倍で、営業利益率は5%ですね。

チャートはボックス相場で若干高い位置にありますが、今年に出来高の山が出来ています。

信用倍率は1倍割れを始めています。

なんか割安感を感じますね。

不動産銘柄と違い、借入金も売上規模に納まる範囲なのも魅力的です。

私の投資判断は買いで、おすすめ銘柄です。