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ブラックホール・スクランブル

2017.12.13 15:12

スペースワールド

スペック不明

メーカー不明/屋内コースター

 スペースドームにある屋内型コースターで、入り口は「ミッション・トゥ・マーズ」と隣り合っている。待ち列は緩やかなスロープが続いており、意外と長い。横幅が広いせいで、自由な小中学生たちがうろうろしていて、かなりのストレスだった。待ち列はちゃんと形成してほしい。途中、1箇所に注意事項が流れるモニターがあり、その周辺は特に広くなっていて、謎のプロップス、というよりももはや粗大ゴミにしか見えないもの、が置かれていたり、頭上には「隕石注意」などと書かれた看板があったりと、B級感が面白かった。

 コースターは6人乗り2両という構成。1車両体制が当たり前のスペースワールドでは珍しく、3、4車両が随時走っていたので、回転率はよく、列の進みも早かった。短い編成の割には、一両がスチールドラゴンの旧車両のようなバスタブ型で、かなり大きいので、そのライドが次々と乗り場に来ては出発していく様子を見ているだけで、無性にワクワクさせられた。デザインもカッコいい。

 コース内はスペースマウンテンを凌駕するような暗さで、全く何も見えない。エイリアンパニックといいスペースワールドの暗さの基準はおかしい。巻き上げは2回あるが、どちらも高さはほとんどなく、スピード感も全くない。スペースマウンテンやスペースファンタジーあるいはスペースシップ2056など他の屋内型コースターと違うのは、それらが立体的なコース構成を持っているのに対し、車両がデカイこともあってか、細かい動きよりも大きな動きで、平面的に走っているように感じることだ。とにかく暗いので詳細はよくわからないが、かなり広いスペースを持っていると思われる。

 メーカーがいくら調べてもわからないし、スペックもわからない、後半に唐突に出てくる大仏の意味もわからない、そんなまさに存在自体がブラックホールなアトラクションだが、そのよくわからなさがワクワク感を誘って、意外と楽しかった。


B+

車両がとにかくカッコいい
これぞテーマパークという感じ
キューラインの途中にあった謎のプロップ