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~ Une âme / Twinray ~

【COLUMN】怒りの涙

2022.04.12 02:00

* 本日はロシアウクライナ戦争について綴らせて頂きます

長い内容となっていますが、お時間とご関心が

おありであればお読み頂けますと嬉しく存じます


いつかのコラムでも記させて頂きましたが、ブログでは

時事問題や世界情勢に言及しないようにしています。

主な理由としては、いつブログをご覧頂いたとしても

普遍的なものとなる記事内容を心掛けているからです。

また、時事問題 / 世界情勢に関する個人個人の考え方や

受け止め方は様々に変わってきます。

その為、私の発信する考えと受け止めを目にされて

不快感や疑問を感じられる方がおられるかもしれません。

ですので、極力それらには触れないようにしてきましたが

今回のロシア軍によるウクライナ侵攻には

やはり声を上げずにはいられなくなりました。

毎日繰り返し報道されている

ウクライナ現地の悲惨な状況を目の当たりにする度に

心が折れては、ブログの更新休止を何度も思案しました。

まるで、対岸の火事のように

他人事として捉えることがとても難しかったからです。

それでも、私のブログを楽しみにして下さりながら

日々を懸命に過ごしておられる方々が

たくさんいらっしゃることを常に実感しています。

そしてそのような方々もまた、ロシアウクライナ戦争から

お心を大きく揺さぶられておられると拝察しています。

そうであるならば、尚更のこと

皆さまのお心の支え / お心の拠り所となれるように

週3回の記事更新は絶対に続けていかなければならないと

自分の弱き部分を奮い立たせている毎日です。

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ロシア軍や旧ソ連軍による残虐的な行為は

何もウクライナ戦で始まったことではなく

これまでの歴史が蛮行の全てを物語っています。

略奪を行い虐殺を行い、女性たちを強姦する。

これらは戦争が起きるその度に

ソ連軍とロシア軍が総合的に行ってきたことです。

双方における情報操作は勿論あると思います。

ロシア軍に対するウクライナ軍の野蛮な行為も

決して皆無とは言い切れないかもしれません。

ですが、私たちが忘れてはならないのは

ウクライナに攻め込んでいるのはロシア側であること。

全く望んでいない形で攻めてきているロシア軍に対して

ウクライナ軍が愛する祖国と愛する家族を守る為に

決死の覚悟で対抗するのは当然であると感じます。

この点を留意せずに、ゼレンスキー大統領や

ウクライナ軍を非難する方も中にはおられるようですが

個人的には理解を示すことが困難でいます。

その方その方の大切な価値観がありますので

「何が正しくて何が間違っている」という論争においては

残念ながら着地点や出口は完全に見つからないでしょう。

以下の内容は、イギリス公共放送

BBC WORLD NEWS からの抜粋です。

(BBC記者が現地でインタビューしたもの)

* 最愛の一人息子をロシア軍に殺害された母親の言葉

私はもう独りぼっち

息子は若くて27歳でした、もっと生きたかったはず

息子のいない未来は恐ろしい

犬に掘り起こされないようお墓を毛布で覆っています

棺には入っていません

絨毯でくるむしかありませんでした

連中は銃を持ってジープに乗っていました

息子を殺して逃げていきました

あの連中の子供たちにも

私の息子と同じ目に遭ってもらいたい

息子は愛する全てでした、可愛い大切な子でした


* 東部ハルキウで戦う二等兵たちの言葉

ウクライナの平和の為に戦っている

自分たちの土地に来たのは向こうだ

誰も連中を待っていやしなかった

来てくれなんて誰も頼まなかった

「逃げろ、誰もお前らを呼んでいない

生きている内に国へ帰れ」それしか言うことなんてない

この地面の中に永遠に残るか、それとも地元に帰るか

子供を殺すのを止めろ、家や家族を破壊するのを止めろ

自分たちはハルキウを諦めたりしない

愛する人たちが後ろで支えてくれているから


このふたつのインタビューを目にしながら

涙が溢れ出てきました。

怒りから流れる涙を初めて体験したように思います。

憎むべき対象はプーチン大統領であり

プーチン大統領に従う側近たちであり、そして

ウクライナで蛮行を行っているロシア軍であります。

ロシア国やロシア国民の方々に対して、憎しみや

怒りを持たないことが私たちにとって大切な課題です。

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ゼレンスキー大統領がウクライナ国民の方々へ

戦い抜く決意を推奨したことによって

惨状を招く結果になってしまったという意見もあります。

確かに、早い段階で

降伏を示すべきであったと言えなくもありませんが

ウクライナが全面降伏をした場合

ロシアはそれこそウクライナの全てを奪い尽くします。

そうなると、ウクライナの人々の未来と人権は

永遠にロシアによって握られるに違いありません。

あくまでも個人的な考えではあるものの

ウクライナ大統領の決断は誤っていないと感じています。

たくさんの情報が交差する中、信憑性が高く

かつ中立的な視点から伝えられている情報のみを

取り入れていく必要性があると考えています。

こちらも個人的な見解ではありますが

私が信頼を寄せながら情報ソースとしている番組を

最後にご紹介させて頂きます。


テレビ東京ビジネスオンデマンド

(経済動画サービス テレ東BIZ) 


テレ東BIZの中でも、特に信頼度の高く感じるものが

豊島晋作キャスターによる

テレ東ワールドポリティクス です。

他の民放局とは全く異なった切り口から

鋭い視点によって有効的な解説をされています。

長い文章をお読み下さり有難うございました。