神の慮り
2017.12.09 01:21
『神の慮り(おもんぱかり』: 訳 神渡良平
大きなことを成し遂げるために
力を与えてほしいと、
神に求めたのに
謙遜を学ぶようにと、弱さを授かった
より偉大なことができるようにと
健康を求めたのに
よりよきことができるようにと
病弱を与えられた
幸せになろうとして、
富を求めたのに
賢明であるようにと、
貧困を授かった
世の人々の称賛を得ようとして
成功を求めたのに
得意にならないようにと
失敗を授かった
人生を享楽しようと
あらゆるものを求めたのに
あらゆることを喜べるようにと
いのちを授かった
求めたものは1つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた
神の意に添わぬ者であるにもかかわらず
心の中で言い表せないものは
すべて叶えられた
私はあらゆる人の中で
最も豊かに祝福されたのだ
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「詠み人知らず」なんだそうです。ニューヨーク州立病院の病室の壁に書き残されていたもの。
いまでは、銅板にちゃんと銘打たれて病院の廊下に 掲げられています。
「神の慮り」じゃ、原語のタイトルは“Amazing Grace”なのかなって思ったら、
“A CreedFor Those Who Have Suffered”ってある。「悩める者への信条」かな。
ま、Creedが宗教臭い言葉だから「教義」が気持ちとしては近いのかも。
これを講演・講話に度々使ったり、歌にしている人もいるので、“詠み人知らず”さんは、
「もって瞑すべし」で、いいですか?