【小石川①027】小石川白山前町
町番号:小石川①027
町名:小石川白山前町
読み方:こいしかわはくさんまえちょう Koishikawa-Hakusammaechō
区分:町丁
起立:江戸期
廃止:1966(昭和41)年12月31日
冠称:1911(明治44)年4月30日まで「小石川」
現町名:文京区白山一、五丁目
概要:古くは豊島郡小石川村の百姓地。後に百姓町屋が立てられ、1713(正徳3)年より町奉行・代官の両支配となる(備考)。町名は鎮守白山権現社地前通にあることによる(備考)。町内には千川上水の跡が見られ、町内東側を「上ノ町」と俗称した。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、小石川白山社地門前(白山表門町、白山社裏門前)、小石川数寄屋町、小石川妙清寺門前、小石川常検寺門前、小石川浄心寺門前を合併。1872(明治5)年8月、上駒込村飛地鶏声ヶ窪、寺社地を合併。当時の戸数118・人口456(府志料)。
1878(明治11)年11月2日、東京府小石川区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市小石川区に所属。1891(明治24)年、小石川村若しくは小石川久堅町の一部を合併。明治30年代の町内には白山公園がある他、菓子風月堂、和洋銘酒商湊屋等、多数の商店があった。また日蓮宗大覚山浄心寺、浄土宗護念山心光寺等7ヶ寺があり、妙清寺に薬師堂があることから北側の坂を「薬師坂」といった。1943(昭和18)年7月1日、東京都小石川区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都文京区に所属。
住居表示の実施により、1964(昭和39)年8月1日に白山一丁目に、残余は1967(昭和42)年1月1日に白山五丁目に編入となり消滅。
撮影場所:小石川白山前町