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曽根の家

2022.04.09 09:51

三十代のご夫婦と、お子様二人のためのお住まいです。周辺には瀬戸内に面する集落によく見られる焼杉板張りの民家が多く残っています。このお住まいにも焼杉板を採用し、少しでも馴染みある風景を残していけるように。屋根の架け方を工夫することで周辺への圧迫感を抑え、町並みに対しての調和を意識することにより、風景の一部として参加することを考えました。

周辺環境から読み取った日照条件を元に建物配置、開口部、庇の出寸法などを決定し、可能な限り南側から得られる自然光による熱エネルギーを取り入れる工夫をしています。季節によっては建物の奥まで届く太陽の光が、時間毎に移り変わっていく素朴な体験には、過ごす中で嬉しさが込み上げてきます。

合わせて気密・断熱性能をしっかり確保しているため、何よりも身体に優しい環境となり、結果省エネルギーで過ごすことのできるお住まいです。

このお住いのためだけの  オリジナル照明器具  : スチール黒皮 E26