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こんぶトマト文庫のふみくら

Tシャツ、はじめました

2022.04.09 11:03

「こんトマ新聞」というものを不定期で作っている。

元々発端となったのは、BREWBOOKSで借りている棚を整理し思い切って「詩」の本のみにしてみた時、どうせならなんか紹介文みたいなの書いてある頒布物作ってみよう、と思い立って、なんやかんやと頑張った結果1週間で作ってみたものになる。

ちょうど同じタイミングで、八王子にある「雨と休日」という素敵なCDショップが作っているフリペを読んで、こういうのいいなぁ、と思っていたので、じゃあ作ればいいじゃない、と奮起したのでやってみた次第だ。

雨と休日さん、掛け値なしにとても素敵なお店なのでこちらぜひ。

閑話休題。

それで、せっかくこういうもの作ったのだからBOOK PORT CAFEでも配るかとなりそちらにも置き始め、以降何かしらフェアを組んだ際に作るようにしている。

初回は「詩」、二回目が「外文」をテーマにしている。自分としては販促物として製作している節があり、その甲斐あってかそこで紹介した書籍が(まぁ正直因果関係あるかと言われたら目を伏せるが)売れることも幾度かあった。率直に有り難い。


この前の12月と1月に開かれた、ジュンク堂書店吉祥寺店さんとブックマンションの共同イベントでも頒布している。だいぶと完成が遅くなって、いざ棚に並べたのが会期終了1週間前だった。今改めて見ると「その1」などと銘打って続きを前提としている書き方で終わっているけれど、果たして続きが書かれることはあるのだろうか。反語。

過去分を見てわかるとおり、どの新聞にも挿絵が載っている。描いたのは僕だ。特にこれまでの人生で「絵を描くこと」に執心したことがなく、それがゆえにこの、よく言えば味がある感じの絵をそのまま載せている。元より上手く描くぞ!という気がない。せいぜい頑張って描くぞ!くらいなものだ。


四月の頭から、『舫』の発行に合わせて宮沢賢治のコーナーを作ったので、それに伴ってこんトマ新聞も新たに作った。

これに描いた宮沢賢治の立ち絵を、いたく気に入ってしまった。自分で描いておきながら。今まで自分が作ったもの(そもあまり作ることに注力することがない)に対してあまり強い関心を抱くことが無かったのだけれど、ことこの絵に関しては珍しく、もしかしたら初めてというくらい「これめっちゃ良くない?!」と方々で見せびらかしている。

せっかくなので、少しばかり修正した画像をSUZURIにアップして、自分好みのグッズを作ってみた。

濃いグレーのTシャツや生成りのトートバッグにこの絵は絶対合うだろ、と思って合わせてみたらまさしく良い感じになった。今までにない感覚にえらく気分が高揚した。



ということで、売ってみることにした。


と、いうことで

初めてオリジナルの何かを作って売ってみることにしました。

当初全然思いもしていなかったし「まぁ自分はそういうんじゃないしな」と斜に構えていたところあったけれど、やってみたいと思ったことはひとまず片っ端からやっていきたい精神でやってきているので、じゃあやんなさいよとなりました。

前に『舫』二号の巻末で、BOOK PORT CAFEのようこさんが僕の活動の事を「日々更新されていく航海図」と表現していて、このところまさにそうだなと思うことしきりです。日々なんかあれやろうこれやろうと目移りしている。全くもって落ち着きがないとも言えるし、もう少し地に足つけてやるべきことあるんじゃ?と自問しないでもない。

でも結局、どうしようもなく湧き上がってくる衝動に抗う理由はないわけで。


今のところ期間は設けずそのままにしておく予定なので、気が向いたときに見てもらえたら嬉しいです。

もしかしたらまた別の何かを描いたときに「これだ!」ってなって増やすかもしれないし。

SUZURIはたまにセールもやってて、あれこれ安くもなるのでその際に是非とも。