第90話:主クリシュナが口で宇宙体を見せる (11):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

クリシュナとバララーマが

手足を伸ばして、

牛の糞尿でできたヴラジャの土の

泥の中をバタバタしていると、

その泳ぐようすはまるで

大きな蛇が泳いでいるようであり、

足首飾りがとても愛らしく鳴っていました。

他の人のアンクルベルの音に

非常に喜んで、

まるでお母さんのところに行くかのように、

2人はその人の後について行くのですが、

その人が別人であることがわかると、

2人は怖がって、

本当のお母さんである

ヤショーダーとローヒーニーのところに戻るのでした。

地面の泥と牛の糞尿が混ざったもので

汚れた服を着ていたものの、

その赤ん坊たちは非常に美しく見えました。

母親たちのところに行くと、

ヤショーダーもローヒーニーも

共に愛情深くその子を抱き上げ、

抱き締め、

胸から溢れ出る母乳を飲ませてあげました。

母乳を吸いながら、

赤ん坊たちは微笑んで

小さな歯が見えました。

母親たちはその美しい歯を見て、

非常に超越的な喜びに浸りました。

…つづく

(10巻8章22-23節より)