自分の花 - 雑草のうた
Facebook相田 公弘さん投稿記事 「自分の花 - 雑草のうた」 相田みつを
わたしは道ばたの雑草です 名前はありません 図鑑を調べればわたしにも 名前はあるんでしょうが 一度も名前を呼ばれたことがありません そしてだれからも 相手にされたことがありません 雑草々々とただ嫌われるだけです だからわたしは 自分の名前を知りません いま歩道のはじのコンクリのわずかな割れ目がわたしの住み家 そこがいのちの授かった場所ですから 土も殆どありませんし 肥料などは全くありません その上 学校に通う子供達の 運動靴によく踏まれます それでもぐちや泣きごとを 言っているひまがありません 冬がくるまでに 一つぶでも二つぶでも 具体的にタネを残してゆくために いま一生けんめいに 花を咲かせているんです だれにも見てもらえない 小さな小さな花ですが いのちいっぱいの 自分の花を!! 踏まれても踏まれても くじけることのない
雑草の花を!!
https://soyokaze20.exblog.jp/9070489/ 【雑草のうた・・朝散歩から】より
せっかく花を さかせても せっかく葉っぱを ひろげても ふりむいていく人はない
どんなにのどが かわいても どんなにほこりを かぶっても 水などくれる 人はない
ちゃんと名前がついてても よびかけてくれる 人はない
それでも平気さ いつだって きらきらしながら 生きていく
朝露含んだ雑草を見て思い出した「詩」
≪雑草のうた≫・・鶴岡千代子 イネ科の雑草(ナガハグサ?コヌカグサ?)
判りませんでした。
Facebook近藤裕子さん投稿記事《《 いろはにほへとちりぬるを 》
昔の人は 花が咲くことを〈色が匂う〉と言いました。そして この花は 桜 のこと。
桜は咲いても わずか10日ほどで散ってしまいます。
この短い春を人生に重ねて〈無常〉と表現しました。短いからこそ 〈一所懸命生きる〉。
人も 折々に〈自分の色〉を咲かせる喜びを見つけて生きていきたいものです。
http://www2.odn.ne.jp/~nihongodeasobo/konitan/iroha.htm 【いろはにほへと】より
いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせすん
色は匂へど 散りぬるを 我が世誰そ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず
平安時代末期に流行。『涅槃経(ねはんきょう)』の「諸行無常 是正滅法 生滅滅己 寂滅為楽」を表すと言われる。
色は匂へど 散りぬるを 香りよく色美しく咲き誇っている花も、やがては散ってしまう。
諸行無常(しょぎょうむじょう)
我が世誰そ 常ならむ この世に生きる私たちとて、いつまでも生き続けられるものではない。是生滅法(ぜしょうめっぽう)
有為の奥山 今日越えて この無常の、有為転変の迷いの奥山を今乗り越えて 生滅滅己(しょうめつめつい)
浅き夢見じ 酔ひもせず 悟りの世界に至れば、もはや儚い夢を見ることなく、現象の仮相の世界に酔いしれることもない安らかな心境である。寂滅為楽(じゃくめついらく)
「今様」という形式(七五を四回繰り返す)を守り、その上、全ての仮名を1回ずつ使うという制約のもとで、これだけの意味のある歌が作られたことは、奇跡と呼んでも過言ではないでしょう。そう思いませんか?いろはうたの他にも、同じ条件で書かれた詩があります。
あめつちうた(平安時代初期)
あめつちほしそら(天地星空) やまかはみねたに(山川峰谷) くもきりむろこけ(雲霧室苔) ひといぬうへすゑ(人犬上末) ゆわさるおふせよ(硫黄猿生ふせよ)
えのえをなれゐて(榎の枝を馴れ居て)
あめつちのうた(本居宣長作)
あめふれは ゐせきをこゆる(雨降れば 井堰を越ゆる)
みつわけて やすくもろひと(水分けて安く諸)
おりたちうゑし むらなへ(下り立ち植ゑし 群苗)
そのいねよ まほにさかえぬ(その稲よ 真穂に栄えぬ)
ひふみうた(うたとして、祝詞として、祓詞として読む場合、それぞれに、区切る箇所が違う。以下は祝詞の場合の三五七区切り)
ひふみ よいむなや こともちろらね しきる ゆゐつわぬ そをたはくめか
うおえ にさりへて のますあせゑほ れーけー
今回色々調べてみまして、この「ひふみうた」に興味を持ちました。
冒頭の「ひふみよいむなやこともち」は「一二三四五六七八九十百千」のこと。
この最初の十文字が、日(火という説も)、風、水、世、井草、虫、岩魚、鳥、獣、人を表していて、暗に進化の過程を表しているのだとか、いやいや実は最初の十文字を古代ヘブライ語で読むと、天照大神を岩戸から呼び出すことばなのだとか、数々の興味深い事例に遭遇しました。ああ、日本語は、奥が深くて楽しい。
上記3つのうたの他にも、一文字ずつ使った歌が十以上ありました。