コンセプト8
今回もインスタで取り上げたボトルを多少補足を加え改めて紹介致します。
『コンセプト 8』
中身のウイスキーはそれぞれ違います。左から
ブレアアソール
カリラ
ダルユーイン
ディーニニック
の4種類です。
全て8年熟成、40.8度に度数調整されています。蒸留時期やボトリングのタイミングも似た時期に行われています。
どれもかなりソフトな口当たりですが、それぞれの蒸溜所の特徴は出ていると思います。
4本ともウイスキー業界大手のディアジオ社所有の蒸溜所です。カリラ以外は同社の花と動物シリーズにラインナップされています。これらは製造してる原酒のほとんどがブレンデッドウイスキーに用いられているのでシングルモルトとして流通が少ないボトルです。
個人的な感想ですが、簡潔に特徴をまとめてみました。
ブレアアソールはハイランド地方に蒸溜所を構えています。ブレンデッドウイスキー、ベルのキーモルトです。香りに優しい甘さがありますが、口にするとドライでスパイシー。今回の4本の中では特に一番ライトな飲み口です。
次にカリラはこの中唯一のアイラモルト。ヨード感もちろんありますが、甘くマイルドなスモーキーさで、レギュラーボトルよりも飲みやすいです。アイラモルトデビューしたい方には丁度良さそうなボトルです。
ちなみにカリラはブレアアソールと同じくブレンデッドウイスキーのベル、またこの後出てきますがジョニーウォーカーにも原酒を提供しています。
他にも色々なモルトが組み合わされてブレンデッドウイスキーは出来上がっていますが、これらのモルトの組み合わせでブレンデッドウイスキーのあの味が出来ていると思うと更にウイスキーを味わう楽しさが増すと思います。
そのジョニーウォーカーのキーモルト、スペイサイドのダルユーインは香りはTheスペイサイドといった印象。口に含むとフレッシュな青っぽいみずみずしさ、ミントのような爽やかもチラホラ。
最後にこちらもジョニーウォーカーキーモルト、ハイランドのティーニニックは香り味共にキャラメル感が強く、甘くミルキーな味わいです。こういった感覚をウイスキーの表現でトフィーと表します。その感覚を覚えて頂くには丁度良いボトルです。ちなみにトフィーはイギリスのお菓子の事。
以上私なりの感想ですがせっかくのこういったコンセプトのボトルです。どれかを飲むのではなくて飲み比べして比較し、それぞれの蒸溜所の特徴を知るにはいい機会のボトルかなと思います。
もちろん4種類の飲み比べも提供しますので是非お試し下さい。
45cc / 各1100円
4種飲み比べ / 2200円