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No.605「SDGs2HungreZero」「心の底から」「沖縄移住へ」

2021.02.06 06:50

2021.02.06.NO.605

オーガニック七菜は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています

なな.

たった一人でSDGsを広める活動をしている藍奈さん【BENIRINGO地球過保護プロダクションBENIRINGO代表 田中藍奈】 に刺激を受け「すべては子供たちのために」と言っていたとらおの言葉を思い出した私達は今できることを改めて考え始めました。 藍奈さんは使用済みの歯ブラシを回収して募金する活動もしています。我が店の軒先で行ったマルシェでも回収箱を設置していました。1本2円になります。オーガニック七菜でもすぐにできるので、回収箱を設置するとともに、配達時にも皆様からお預かりしようと思います。(書き損じはがきなどもあれば) これを機に調べてみました。一般社団法人 日本飢餓対策機構 というところが、HangarZero News という冊子を発行しています。ハンガーゼロで検索するとHPを見ることができます。 たかが2円と思いがちですが、ボリビアでは500円でなんと180個のパンが買えるそうです。使用済み歯ブラシ3本でパンが2個買えてしまうんです。ぜひ歯ブラシをお預けください。 


SDGs(エス・ディー・ジーズ) 

「人間が地球でずっと暮らしていけるような世界をつくるための目標」

SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。 

 2、HungerZero/ハンガーゼロ 

 <私から始める>今日からできること

 ・ツイッター・ブログをつかって広める ハンガーゼロでは「飢餓」の正しい知識を多くの人に知ってもらい、サポーターを広げたいと考えています。そこで、日本国際飢餓対策機構の公式Facebookページ『ハンガーゼロ「日本国際飢餓対策機構」』を開設しました。ぜひ「いいね!」を押して下さい。ページ上で更新される記事について、ただ読むだけでなく、積極的に「シェア」をして、多くの人に知ってもらいましょう。またツイッター(twitter)をつかって「飢餓」の現状をつぶやきましょう。ブログをしている方であれば、自分のブログに「ハンガーゼロ」の事を書いてください。それらもすべて「ハンガーゼロ」運動に参加することになります。

 ・募金箱を設置する ご家庭や個人で使っていただくための募金箱として「ハンガーゼロ募金箱」があります。たとえ1円、10円でも開発途上国では貧しさと闘う人たちを応援する支えとなります。ご家庭で、グループで、学校や会社でハンガーゼロ募金を始めてみてください。 

 ・書き損じはがきを送る あなたの机の引き出しにある「書き損じはがき」や「未使用はがき」(年賀状やかもめーるでも可)、「古切手」で国際協力に参加できます。ぜひ一度家の中を探してみてください。その1枚1枚が海外スタッフの活動を支えるために役立ちます。※ご注意:切手を貼る「私製はがき」は対象外です。

 ・本deリンクに協力する ご不要になった本(コミック単行本も含む)やCD、ゲームソフトなどを当機構愛知事務所までお送りいただくと、それらを再販業者が買い取り、代金を貧困と飢餓に苦しむ方々を応援する活動費用の一部となります。子どもたちも参加しやすい支援ですので、関心のある方は愛知事務所までお問い合わせください。 

 ・フェアトレード商品を購入する フェアトレードとは、公正な取引による貿易で、人々の自立を支援し、自然環境にもやさしい取り組みです。商品を買うことで開発途上国における人々の生活を直接助けることにつながります。日本国際飢餓対策機構から生まれたキングダムビジネスでは、各種の商品を取り扱っています。 

 ・ハンガーゼロ自動販売機を選ぶ ドリンクを1本買うごとに10円がハンガーゼロのために寄付されます。日常生活の中の行動が愛の支援につながり、共に生きる世界を生み出します。(設置できる環境なら設置する) 


「 心の底から 」

 高 志

 関東南部で暮らしていると、ほぼ気づかれないと思うのだが、2月も立春を過ぎると陽射しはすっかり春のそれだ。その陽射しの強さは水の里でも変わらず、気温は相変わらず低いのだが時たま顔を出すお天道様の陽射しは、確実に強くなっている。 

 そして、降る雪も少しずつ春のものへと変化しつつあるようだ。お水採りの日程が近づくと、水の里に設置してあるライブカメラの映像をチェックするのだが、出発日の3日前までキレイに見えていたアスファルトが、2日前にはこれまでにないほどの積雪を映していた。

 近隣の道路も真っ白になっていたため、さすがに今回のお水採りはチェーンの装着を覚悟したのだが、前日午後から当日の天気が良かったので一気に道路状況は改善された。

 それにはこまめに除雪をしてくれている作業員の努力なしにはありえないのだが、その努力と陽射しの強さで、今回もまたチェーンを装着することなくお水採りを済ますことができた。

 しかし、2日前に降った雪は首都圏でも降るような水分の多い雪で、その分積雪量もかなり増えてしまった。新雪の中に足を踏み入れると、何の抵抗もなく膝上まで埋まってしまうほどだ。

 前回までの除雪とは比べようがないほど大変な除雪となったが、2時間かけて除雪を行うと陽射しの強さも手伝って、駐車スペースと作業スペースを確保することができた。

 その日は夜になっても比較的気温が下がらず、翌朝には雪ではなく雨が降ったほどだ。残念ながら午後からは一気に気温が下がり、瞬く間に真っ白な世界に戻ってしまったのだが、2月になったばかりで雨が降ること自体異例なことで、立春のごとく春が近づいているのだろうか。

 作業を終えて水の里を出発すると、冬のお楽しみである温泉施設へとクルマを走らせた。そこの温泉施設で、今回はちょっとした初体験をすることになった。

 お昼過ぎに到着すると、いつものようにご高齢の方々で賑わっていた。更衣室には、10人弱の方がいただろうか。その中で服を脱いでいると、不意に小柄な女性が入ってきて、入り口付近のロッカーを開けようとしていた。施設の方が作業をしに来たのか、または連れのおじいちゃんがロッカーに忘れ物をしたので代わりに取りに来たのかと思いながらも、あらかた服を脱ぎ終えていたので構わず浴室へと足を進めた。 

 髪を洗い、身体を洗っていると、先ほどの女性が首から手拭いをぶら下げ、その両端が両胸を隠すようにして、少し前屈みになって入ってきた。まだ20代だろうか。その仕草がいかにも女性が身体を隠すような仕草であったため目につき、余計に幼く見えたのだが、周りの方々も気にも留めていない風を装っていた。

 前屈みとは言いつつも、決して股間を隠している訳では無かったので、否が応にも男性器が目に入った。そう、いわゆる両性具有者なのだろうか。後ろ姿には肩から腕にかけて男性らしい筋肉がついていたのだが、胸の膨らみと所作が女性のそれであった。

 内風呂と露天風呂とがあり、その両方に入っていたのだが、周りの方々は『あれっ?』とは思っても、決して奇異な目でじろじろと見ることはなかった。けれども、その方は両方の風呂で端っこに座り、所在無げに背中を向けている姿が哀しかった。

 近年、LGBTQ+と言われ、性的マイノリティー問題が取りざたされているが、まだまだ世間で認知され、受け入れられているとは言い難い。頭では理解しつつも、実際に裸の付き合いとなる場で、どのように受け入れられるのだろうか。

 前回のラ・ラビアータでも記したように、熱い湯に浸かりながらも湯面を流れる冷たい風が心地良く『はぁ~、天国!!』と僕が心の底から堪能した気分を、あの方も何のてらいもなく味わえる日が、1日も早く訪れることを願った。 


「 沖縄移住へ 」

上田 隆

 50年近い友人のうだしげきから、元旦メールが入った。

 件名: 沖縄移住あいさつ  

 なんや? なんや?  元気な人だけど、たしか75歳くらい。もうビックリや~。

 以下は要旨を抜き書き。 

 『2月10日前後から単身で沖縄へ移住し、沖縄読谷村の彫刻家・金城実氏のところへ寄寓し、それから住む家を探します。計画している「金城実半生記」をじっくり時間かけて執筆、編集できましょう。

大阪の猥雑な十三近くで生まれ、住んで40年になる奈良は第二の故郷です。沖縄といえば心の故郷です。

今回の沖縄移住は、わが人生の総仕上げとなりましょう。わたしにとって、沖縄行きは観光ではありません。大仰にいえば日本文化の源流となる土地への移住です。日本本土の南端にありながら、抑圧され続けた歴史を背負い続け、近世・近代・現代を通じて、東アジア東端にある日本の縮図でもあるような気がします。』


 うだしげきは物書きである。金城実氏を敬愛し、彼のことを書いているのも知っていた。私も若い頃に何度かお目にかかった。彫刻展だったり小さな講演会だったと記憶している。長髪・髭もじゃは野人の風貌であり、闘う人の怒りが全身にみなぎっていた。荒々しい彫り跡が迫ってくる。 

 『1609年には薩摩藩が琉球王国を侵攻、明治政府の「琉球処分」で強引に日本の一部にされた。1945年の沖縄戦では本土の“捨て石”にされ、県民の4人に1人が亡くなった。戦後は米軍に占領され、県民の土地が次々と奪われて基地になった。 政府は口先で『沖縄県民に寄り添う』と言いながら、裏では蹴飛ばしている。それが一番、腹が立つ』


  沖縄を抑圧・差別し続ける日本政府、そして知らん顔の本土国民。金城実氏の怒りをうだしげきも同じくする。その心を自分のものとしたい。 


  うだしげきは奈良住まい。仲間、友人たちが多い。彼は映画『殯の森』(もがり の もり)監督・河瀬直美に抜擢され主役を演じた。『認知症の老人役。うだしげき、ど素人でも地でいけるで!』

  と愛のあるオチョクリで背中を押された。

 第60回カンヌ国際映画祭の審査員特別大賞「グランプリ」を受賞した。彼も授賞式に招待された。渡航費は出たようだが、衣装代までは無かった。そりゃそうだろう、セレブの女優・俳優たちは飛びっきりのおめかしで来る。自前でね。うだしげきはタダ同然のボロ古着の羽織袴を買って出席、あちこちほころびを繕った姿はサムライと見られたのかな。ともかく、昔から金には縁がない。

 その仲間たちから送別会の案内メールが届いた。しかし、程なくして中止を知らせてきた。 添えられていたうだしげきの文章。 

 『世の中全体がコロナで深く沈潜しております。目に見えないところで、人々の生活は傷ついていることでしょう。はやく収束することを祈らざるをえません。また、いつかお会いしましょう。』 

 

 健康と上梓を祈る。本ができるころにはコロナ退散・大騒ぎの出版祝いを目に浮かべて。