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台湾いとしこいし

2014年5月一泊三日弾丸台南旅行 ⑪マングローブの緑のトンネルへ!!(完結)

2017.12.10 14:16

昼食を終えて、博物館に戻り、またミニ機関車型のカートみたいな乗り物に乗って塩山に戻った私たちは、次の台湾好行バスで本日最後の目的地「四草綠色隧道」に向かった。

「四草綠色隧道」というのは、塩山から台南市中心街方面に戻った四草という場所にあるマングローブ林。大衆廟という廟の裏にあるマングローブが生い茂る排水道が生態観察に適した自然観察区になっている。緑のトンネル(隧道)のようなマングローブの林の中を、筏に乗って進んでいく人気のアトラクションで、ここも以前に写真を見た時から行ってみたいと思っていたのだ。

台湾好行が大衆廟のすぐ前に止まると、廟のすぐ隣がチケット売り場だった。30分に一本か、人数に達し次第の出発と書いてあった気がしたが、この日はたくさん観光客がいて、列に並ぶ私たちの前で、満席になった筏がどんどん出発していた。おかげで、そんなに待つこともなく筏に乗ることができた。

乗り込む前に使い捨ての雨合羽と頭にかぶる日よけ傘が渡された。今はどうだか知らないが、この時は筏に乗る際に救命胴衣などの着用はなかった。筏に乗ると、前から順番に詰めて座るように言われるのだが、椅子がお風呂の洗い場の椅子でちょっと笑ってしまった。まあ、高さ的にちょうどいいのかな。

座席数は確か、4人一列で合計8列ほどの席だったように記憶している。綺麗なマングローブのトンネルの写真を撮るには、一番前か後ろがいい席なんだと思うのだが、私たちが座ったのはちょっと中途半端な真ん中より少し後ろあたり。しかし幸い、私は列の端に座ることができた。そんなわけで、私がカメラ担当ということで、シャッターチャンスを狙うことになった。

ゆっくり水面をすべる筏に乗ってマングローブの林の中を行くのは、ディズニーランドのジャングルクルーズや、昔、別の友達と行ったベトナムのジャングルクルーズのようだった。

今回良かったのは、潮がいい具合に引いていて、マングローブの根元を歩く大きな蟹を間近で見られたことと、沿岸の歴史的価値がありそうな建造物も見られたことだった。

ただ、蚊がすごくて、とにかくずっと蚊に刺されて、かゆくてかゆくて、どうしようもなかった。これには、ほとほと参ってしまった。最後に数えたら、全身で30か所近く刺されていた。今後もしまた行くことがあったら、蚊よけスプレーと虫刺されの薬は必携だ。

さて、肝心の写真のほうだが、何度か水路が曲がったり、引き返す往路で、身体をひねって人が入らないようにカメラを頑張って構えた結果、とりあえず満足の写真を1枚撮ることができた。1枚だけだが、撮ることは撮れたので、一応これで良しとしよう。

大満足で四草を後にし、台南市中心に戻った時には、まだ15時過ぎだった。ものすごい順調なスケジュール進行に我ながら自分で自分を褒めたくなる。

帰りの高速バスの時間まで、まだ少し遊べる。少し小腹が空いたので、度小月担仔麺に行き、台南名物満喫。その後、通りかかった老舗っぽいお菓子屋さんでドーナツを購入(これが昔風で超美味かった!)しておやつにしたり、前の日に回り切れなかった孔子廟などを回ったついでに、目の前の私お気に入りのかき氷やさんでマンゴーかき氷を食べたり、出発までの時間を思いっきり満喫した。

台南を出発したのは夕方18時過ぎ。来た時と同じバス会社の高速バスで台北へ戻る。台北まで、途中少し渋滞もあって、約6時間近くの道のりになったが、爆睡したり映画を見たりで、気が付けば、24時少し前に台北に到着となったのだった。

とにかく濃密な、とても楽しい一泊三日の旅だった。彼女とだからこんなに面白い旅になった部分もある。本当に、忘れがたい旅をありがとう!!


2014年5月一泊三日弾丸台南旅行~おわり~



四草綠色隧道

詳細は公式サイトこちらをどうぞ