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マヤ

『羨望⑤』(続•臣隆妄想劇場80)ショートバージョン

2017.11.14 18:45

隆二「で?相手だれだよ?」




健二郎「なにが?」




隆二「恋してんでしょ?白状しろ」




健二郎「アホか…相手おったら嫁さん欲しいって言わんやろ」




行きつけのラーメン屋で、カウンターに臣、隆二、健二郎の順に横並びに座り、ラーメンを食べている。




臣「ほいっ!健ちゃん、ビール」




臣が瓶ビールを持って中腰になり、健二郎のグラスに注ぐ。




健二郎「おっ!サンキュ」




真ん中で健二郎の顔をしげしげと見ながら、隆二が麺をすすっている。




臣「健ちゃん…俺ら、そんなに仲良さそうに見える?」




健二郎「そやな、傍目(はため)にはラブラブやな」




臣「喧嘩もしょっちゅうしてるし、今朝だって…」




隆二「あーっ!臣っ!健ちゃんに言うつもり?」




臣「…ん?いや…やめとく」




健二郎「うん、俺もノロケ話は聞きたくない」




隆二「んだよ!それ…」




臣「そりゃそだろ。健ちゃんの言う通りだよ」




臣「隆二、チャーシュー食わねぇの?だったら頂戴」




隆二「ヤダね!好きだからとってんだよ」




臣「お前普段から肉取りすぎだって」




隆二「臣も残してんじゃん、もらい!」




臣のチャーシューを箸でつまみ、口に入れる隆二。




臣「あっ!こらっ💢最後に食おうってとってんのに…」




隆二はなにも言わずモグモグしている。




臣「…って、まぁ、こんな感じで…」




臣が健二郎の顔を見て、目を細める。




健二郎「どう見たって、イチャイチャしてる風にしか見えへんわ」




隆二「そうかな?やっかみだよ。

健ちゃんも早くいい人見つけりゃいーじゃん」




健二郎「その台詞がノロケとるっちゅーねん」




健二郎の言葉を聞いて「あははは」

と臣が笑った。




続く