PRパーソンに必要な発信力を磨くために。アウトプットの繰り返しと小さな成功体験の積み重ねがステップアップのカギ~第6期 広報・PRプランナー&PRライター養成講座 第6回レポート~
Cannpass主催「広報・PRプランナー&PRライター養成講座」第6期生のMisakoです。プラスアルファのスキルや知識を身に着けたいと、当講座を受講しました。知識の習得に加え、インタビュー記事の執筆やほかの受講生と協力し合ったイベント制作など、大変濃い時間を過ごし、無事に講座を修了することができました。
半年間の受講をつうじて私自身が1番成長したと感じたのは、アウトプットへの抵抗がなくなったこと。今回で最終回となるこのレポートでは、私が講座中にどのように発信力を磨いていったのか、まとめていきたいと思います。
フリーランスや複業(副業)を目指す方の中にも、自分の実績や活動を発信するのに尻込みしてしまうという方が少なくないと伺うので、少しでも参考になれば幸いです。
有益な情報と適切なツール選びが、SNS発信のコツ
PR施策の1つであるSNS発信の前提として、周囲の反応に一喜一憂するのではなく、仮説を立てて実行し、地道に発信を継続していくことが大切だと講座で学びました。すぐにいい反応が得られなくても、いつかだれかの目に留まって、仕事のお誘いがかかったり応援してくれる人が現れたりすることもあるのです。
ここで大事なのは闇雲に商品・サービスについて発信するのではなく、読み手が求めている情報を伝えること。たとえば化粧品Aの認知度を高めたいという場合、化粧品Aそのものをアピールするよりも、スキンケアのコツやメイク方法など、お客さまや、お客さまになり得る方々が知りたいであろう情報を伝える方が、興味を持っていただける可能性が高まりますよね。そうすることで、最終的に商品の購入につながったり、ファンになってもらえる関係を築くことが期待できるのです。
発信したい商品・サービスに合ったツールを選ぶことも重要。前述の化粧品であれば、Facebookよりも、美容・ファッション系との親和性が高いInstagramが良いという考え方もできますよね。SNSの特性や利用者層を見極めた上での利用が必要不可欠なのだと勉強になりました。
日頃から、自分の意見を“相手視点”で発信する練習を
発信力を磨くためにも、何かを伝える際は「相手が1番知りたい情報は何か」「何から説明したほうがわかりやすいか」といった、相手視点での説明を常に心掛けるようになりました。
自分の経験や興味関心の範囲内で話していると、偏った視点や情報になってしまいがち。講座で自分の考えをアウトプットする練習をする中で、その点にも気づけましたね。
私の場合は、だれかに依頼や情報共有をするとき、自分ではわかっているけれど、相手は知らないかもしれない前提情報を伝え忘れる傾向があるとのご指摘を講師の方から受けました。なかなか自分で意識できていなかったことなので、発信を繰り返していく上で非常に参考になりました。
1人ひとり価値観や考え方は違うもの。だからこそ、話す相手や情報を発信する相手によって、話の順序や論点などを整理する機会を多く得られたことはとても大きかったです。
等身大の自分で、情熱や想いを届ける
スキルや実績ももちろん大切ですが、自分が大事にしてきた想いや考えを相手に伝えることも忘れてはいけません。たとえば自分の経歴を伝えるとき。職歴について淡々と伝えるのではなく、「会社に入った動機や理由」「具体的な行動を起こしたきっかけ」など、趣味・嗜好・価値観なども含めて説明できるよう心掛けました。ストーリーが伝わるようにすると、自分に対する相手の理解度や興味が増すと考えたからです。
そう感じたのは受講生主催のイベントを外部に告知した際のこと。私はイベントで司会を担当させていただいたのですが、告知文で司会である私の経歴も載せる必要がありました。私自身は有名大学の出身でもなければ大手企業に勤めた経験もなかったので正直はじめは抵抗があったものの、「等身大の自分だから伝えられることがあるのかもしれない」と後に気づきを得ることができました。
また講座で勉強していることや、実践案件であるイベント企画で当日に司会を務めることを友人に話したところ、話を興味深く聞いてくれて、イベントにも参加してくれることになりました。それまでは「自分がやっていることが人からどう思われているのか」を気にして、自分が書いた記事もなかなか発信できずにいたのですが、自分の些細な行動でも人の心を動かせるのだなと自信になりましたね。
Instagramのストーリーにも投稿すると、ほかの知人・友人らから「すごい」「参加してみたい」と言ってもらえたり、拍手ボタンを送ってもらえたりと嬉しい反応が。実直に取り組んでいることであれば、真剣に見てくれる人・応援してくれる人は必ずいるのだなと実感できた瞬間でもありました。
半年間の講義を終えて
この半年間、長いようであっという間でした。受講前はどこか自信が持てず、上手く自己発信ができずにいましたが、講座をつうじてだいぶ鍛えられたなと感じております。自分の実績やスキルを「宝の持ち腐れ」にしないよう、これからはどんどん取り組んでいることを伝えていきたいです!
(執筆:PRライター Misako)