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マヤ

『W旦那+(プラス)』第88話 三代目妄想劇場

2017.12.11 23:00

「俺なら斬れるかもしれない」




二人の周辺で邪悪な気を感じたと、突然直己が訪ねてきた。




ライブの舞台裏でも、常に木刀で素振りをしているのは有名だが、役作りだけじゃなくて、直己の剣はもうそんな領域まで達しているのか?




隆二「ゾロだよ、ゾロ!スゲェなリーダー!」




臣(隆二にかかるとこうなる💧)




直己「俺で良ければ、用心棒買って出ようか?」




現時点でサキュバスに対する対抗策が何もない二人は、藁にもすがる思いだった。




だが、臣は険しい顔をして言った。




臣「直己さんを危険な目に合わせるワケには…」




直己「メンバーが困ってるんだ。ほっとくワケにはいかないよ」




臣「直己さん…」




隆二「他に方法がないんだから、お願いしようよ、臣」




臣「でも、もし…」




直己「たまたま通りがかったあのホテルの前で、お前たちに纏(まと)わりつく邪悪な気を感じた後、すぐにあの周辺から気配は消えた」




直己「その西洋の悪魔にも、苦手な人間はいるんじゃないかな?」




臣「……」




直己「いざという時は、お前たち二人で、その聖水ってのを浴びせればどうだろう?」




隆二「臣…迷ってる時じゃないよ」







直己は用心棒として、スケジュールの空いている時は、臣のマンションに寝泊まりするようになった。




臣は空いている部屋を直己に進めたが、直己は頑としてそれを断わり、夜はリビングに正座をしたまま、剣を片手に休んだ。




臣「それじゃ直己さんの体が持たないんじゃ…」




直己「それなら心配ない。昼は自宅に戻って、効率良く睡眠は取ってるから」




隆二「あれだ!心頭滅却すれば…ってやつ…スゲェなリーダー」




臣(ん…ちょっと違う気がするが…

直己さんが居てくれると心強いな)




二人は直己の体を気遣いながらも歓迎していたが、ただ一人理愛だけは異常に直己を避け始めた。




直己がリビングに居る時は、ベッドルームから一歩も出てこなくなった。




隆二「俺らと同居し始めた頃から、直己さんの事苦手だって言ってたもんね…理愛ちゃん…」




臣「そうだっけ?」




隆二「理愛ちゃんが操られているんだとしたら、やっぱ直己さんの存在って脅威なのかな?」




臣「そうだとすると、希望はあるってことか…」




End