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No.598「新商品紹介」「三文芝居」「続・"Heart of gold"」

2020.10.31 07:38

2020.10.31.No.598

「新商品紹介」

なな.

 今回は新商品の紹介です。ひと手間を省くことができる品物です。

左から  

・オーサワのわかめスープ(インスタント)¥630/6.5g×7

動物性原料を使用せずに旨味たっぷりを実現しました。

・海鮮ふりかけ小魚入り¥368/35g

合成保存料・化学調味料不使用 カルシウム補給に! 

・梅エキス¥2700/65g

国産青梅100% 食塩不使用 風邪や胃腸の不調に常備しておくと安心 

・黒ゴマ塩¥460/250m

110gとたっぷり。毎日のごはんと共にどうぞ  

・梅醤エキス(濃縮番茶&生姜入り)¥2048/250g

梅奬番茶は毎日飲みたい。お湯を注ぐだけで簡単便利。大びんがありがたい。 

・梅醤エキス(濃縮番茶入り)¥1040/5g×15

小分けになっているので携帯に便利です。


「 三文芝居 」

高 志

 この春からフェリー会社に就職した伸は、毎月だいたい3週間船上人として勤務し、10日間休みというローテーションを続けている。新潟~小樽間を行き来しており、それぞれの港でわずかな休憩時間があるとはいえ、3週間拘束されるのは精神的にきついことだろう。

 その反動もあるのだろう、10日間の休みに入っても家にいる時間はほんのわずかしかない。ほぼ寝に帰って来るといっても過言ではなく、深夜から朝方にかけていつの間にか帰ってきているという状況だけに、母親と顔を合わせて話をすることなどほとんどないといった10日間だ。

 そんな折、まだ乗船期間中のこと、伸から帰宅したら家族に話したいことがあるから時間を空けてほしいという連絡があった。

 そんな連絡があった直後は受け流していたのだが、直前になって帰宅する際の交通費を貸してほしいと連絡があり、その際に母親である”あや”さんが『家族に話したいことって何よ?』と聞いたところ、帰ったら話すの1点張りで、唯一仕事関係の話であるということだけ明かしたものだから、それからというもの”あや”さんは伸が仕事を辞めると言いだすのではないかとハラハラドキドキの日々を過ごすことになってしまった。

 伸が帰ってくる2,3日前からは、仕事もおぼつかないほど上の空状態になり、度重なる凡ミスを繰り返すことになった。

 そしてついに伸が帰ってくる当日、まあ辞めるとは言わないまでも精神的にだいぶ追い込まれている可能性も少しはあるかもしれないと思い、東京駅まで伸が購入した車で迎えに行った。

 まさか自分の車で来るとは思っていなかった伸は、車を確認すると二マーっと照れ笑いを浮かべ、勇んで運転席に乗り込んだ。それからというもの、車の中では汐里と僕を相手にマシンガントークを展開していた。

 さて、いざ家に着くと待ちきれないとばかりに”あや”さんが本題に切りこむ。『いきなりかよ!?』と戸惑いながらも、いかにも仕事でトラブルを起こしたような雰囲気を醸し出しながらぽつぽつと話し始める伸。

 車の中で話の内容を聞かされていた汐里と僕は、笑いをこらえるのが精一杯であった。そんな雰囲気を察した”あや”さんは『何よ~!?』と半分切れかかっていたので、伸がようやく本当のことを話し始めた。

 新日本海フェリーという会社名の通り、主な航路は日本海側なため、今までは伸が通っていた高校からその会社に入社することはほぼ無かったのだが、新たに横須賀・久里浜から太平洋を通って九州・門司港まで行く航路が新設される計画が具体化されるとともに、伸が通っていた高校にも求人案内が来ることになった。それに乗じて、上手く入り込むことができたのだが、その新設航路の1番船に次の2月から乗船が決まったのだ。

 いわゆる配属が変わるだけではなく、昇格扱いになるらしく、伸としてはもう少し今の航路で勉強したかったと言ってはいたが、一芝居をうつくらい嬉しかったのだろう。

 ほっとした”あや”さんに頭を叩かれながらも、先輩に教わったという広島焼きを振る舞ってくれ、いつものように遊びに出掛けて行った。

 今までは船から帰って来ても、船上での不平や不満しか口にしていなかったのだが、伸がいなくなった食卓を挟んで”あや”さんと僕は『あ~見えて、伸は伸なりに頑張っているんだね!?』とほっと胸を撫でおろした。 それでも最後まで三文芝居を打たれた”あや”さんは、『ほっとしたけど、やっぱり馬鹿たれだ!!』と笑いとも悔しさともつかない表情をしていたことを付け加えておこう。


「 続・”Heart of gold”  」

マナ

 若いころから精神世界に興味があった。 ただ、お金のかかるものや、他を否定するものは、嘘っぱちだと思っていた。 霊感的なものには近寄らなかった。それと、教えが素晴らしいものでも、怠け者なので、修行という字があっただけで踏み出せなかった。 

 三年前から、精神の教えを学んでいる。宗教ではない。天風会の西洋版みたいなもの。

 朝、晩九時にエネルギーを取り込むために、椅子に座って十五分程度瞑想のようなことをする。そして、三週間に一回の二時間程度の会合に参加する。たったこれだけのことだけど、簡単過ぎて続かなかったりする。はじめの一年くらいは、あまり真面目にやっていなかった。

 ある日、会合に出ていて、本拠地であるドイツでの会合のインフォメーションが流れた。 

 「ふうん。そんなんあるんや」と同時に「行ってみたいなあ」と思った。

 お金も時間も予定もわからなかった。会合では、直近の三週間に起こった神様からお助けの報告を順番に発表することになっている(お助けは少女ポリアンナの幸せ探しみたいな感じかな。ここでいう神様は、特定の神様でなく、強いて言えば八百よろずの神、サムシンググレートみたいなもの) 

 たまたま、前に立った友のTシャツのデザインの「Go your right way」という文字が飛び込んできた。 

 で、その日にドイツに行くことに決めた。そのあたりから、だんだんエネルギーで満たされていくことを感じ始めた。どうやったらエネルギーで満たされるのかというと、結局、今を生きるということなんだけど、昔からいろんな人が言っていることだけど、これがみんな知っている通り、むずかしい。自分に合った、今を生きる方法を見つけるしかない。

 一瞬、一瞬、意識して、善を選ぶ。自分の良心、魂を傷つけない選択をし続けることが、自分を守ってくれる。それができないこともあるけど、それも練習、いつしか、それがただの習慣になったとき、そんな日がきたら、どんなにいいだろうか。

 私の場合、幸運にも、六十歳前にして、この教えに出会えてよかった。 

 私の”Heart of gold”をやっと見つけた。 

 

Heart of gold / by Neil Young

 I want to live.

私は生きたい 

I want to give.

私は与えたい

 I've been a miner for a heart of gold.

私はずっと黄金の心を探す鉱夫なんだ

 It's these expressions I never give.

言葉では表わせないけど 

That keep me searching for a heart of gold.

それが黄金の心を探し続けさせる

 And I'm getting old. 

そして年老いていく

 Keeps me searching for a heart of gold.

黄金の心を探し続けて 

And I'm getting old.

年をとっていく


 I've been to Hollywood. 

私はハリウッドにも行った

 I've been to Redwood.

 レッドウッドにも行った

 I crossed the ocean for a heart of gold. 

黄金の心を求めて海も渡った

 I've been in my mind, it's such a fine line.

自分の心の中も探求した。でも、それはとてもはかない道だった 

That keeps me searching for a heart of gold. 

だから、今でも黄金の心を探し続ける 

And I'm getting old. 

そうして年老いていく 

Keeps me searching for a heart of gold. 

黄金の心を探し続けて 

And I'm getting old. 

年をとっていく 


Keep me searching for a heart of gold.

 今でも黄金の心を探している

You keep me searching for a heart of gold. 

黄金の心を探し続け 

And I'm getting old. 

年をとっていく

I've been a miner for a heart of gold. 

私は、ずっと心の黄金を探す鉱夫なんだ