テマヒマ

違燕

2022.04.13 21:44

おはようございます。


暮らし、味わう。


民藝と発酵をモノサシに

食を通して暮らしの豊かさを提案する

古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ

プロデューサー、バイヤーの太田 準です。


一昨日、丹波立杭の俊彦窯さんに仕入れでお

魔してきました。前回お邪魔したのが最初

の高槻阪急さんの催事出店前だったので約半

年ぶり。前回の様子は「老燕」というタイト

ルのブログをご覧下さい。

決して狙ってる訳ではありませんが、俊彦窯

さんの所にお邪魔するのは燕の季節で、工房

内を飛び回る燕を観ながら、燕のお話を聞き

、それをブログに書いています。工房の中を

燕が飛ぶ様子、糞が落ちたりはしても巣を壊

したりせず見守る清水家の皆様の姿勢、それ

は俊彦窯さんのどこか大らかさを感じる器を

生み出す象徴のような気がしています。今回

もちょうど巣を作ったばかり(正確には前から

あった巣をリノベーションしたばかり)のタイ

ミングで、燕を観ることが出来ました。

もちろんしっかり器も選ばせて頂きました。

定番的なモノが多い中、これまでになかった

モノもちょこちょこと。前回お邪魔した時の

ブログにはこんなことを書いていました。

俊彦窯さんのモノ作りは現在、基本的には定番的に長く作り続けているものが中心。それだけに、コレは初めて見るなとかといった小さな変化に気づいたり、前からあってこれまでは選んでなかったモノを今回は選んでいる自分自身の変化に気づいたり、バロメーター的なところもあります。それはどこか毎年やってくる燕を観察してその変化を感じている清水俊彦さんご家族にも通じるような気がします。

いつもと違うモノも選びたいという意識もあ

るのですが、自分自身が選んでるモノが変化

していってるというのもあります。

よくお客様から、店内をぐるっと一周見て回

った後「販売している器は変わりますか?」

という質問を受けます。おそらく今回は欲し

いモノ、買うモノが無かったということだと

思うのですが、「作り手は基本変わらないの

ですが、並ぶ器は少しずつ変わっていきます

」というお答えをすることが多いです。個展

をほとんどやってないということもあります

。毎年俊彦窯さんの工房には燕がやってくる

が、同じ燕では無いように、同じ作り手でも

作品は変わっていき、同じ作品でもその風合

いは変わっていきます。


作りかけの器が並ぶ棚を見て、お話を聞いて定番と言ってもいつまでもあるわけではないなぁと当たり前のことに気づかされたりもしました

前回敢えてぼかした感じで写真のみを載せて

こんなことを書きました。今回その海老徳利

が最後まで描かれ焼かれ完成して並んでいる

のを見てとても嬉しい気持ちになりました。

勿論選ばせて頂きましたのでお楽しみに!

テマヒマは今日も11時オープンで皆様のお

越しをお待ちしています。本日は調味料のお

話会開催の為、カフェタイムはカウンターの

みの営業となります。

ショップ 11:00-18:00

ランチ 11:30-14:00

カフェ 14:00-16:30

ワークショップ 14:30-16:00


それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを

テマヒマで。今日も好い一日を!