小學生スポーツ全国大会は必要?不要?〜自分らしさが大切〜
小學生スポーツ全国大会は必要?不要?
…最近、良く耳にするワードです。
不要を訴えている方々は、"指導者が
勝利至上主義タイプで結果にこだわりすぎているために、スポーツ愛好者が減ったり、
燃え尽き症候群に陥る子どもが増えている"ことを懸念されているのが主な理由かなぁ…と思います。子どもたちを守りたい氣持ちがとても強いんですね。
色々な意見が飛び交っておりますが、僕は個人的に"必要"だと思います。
理由は、上のステージを目指している子達に
とって、"全国大会は1つの目標であり、
生き甲斐"だからです。
現在、タムタムランニングクラブに所属している小6の男の子(Kくん)は、小1の時からずっと"マラソン大会で優勝したい"という氣持ちで、レッスンに励んで來ました。
最初のころ(特に低學年のとき)は、タイムが"速い遅い"ばかりで判断することが多かったので、"タイムが速い遅いっていう見える部分だけ
じゃなく、中身で向き合ってごらん"とアドバイスしたら、少しずつ考える力が身につき、苦手な
短距離に積極的に取り組むようになり、走りの
安定感が増し、自己分析しながら走れるように
変わって來て、最近では大会での勝負強さも備わって來ました( ・ิω・ิ)
※中身で向き合うためのオススメは、上手くいかない時こそ必ず1つは良い部分を見つけること
です。
そんなKくんは最近、初めてトラック(陸上
競技場)の試合(1000m)で初優勝しました㊗
※スウェーデンリレーも合わせると2種目優勝㊗
キレイなランニングフォームですね(゚∀゚)
そして、Kくんの現在の目標(小學生のうちに
クリアーしたい目標)は…
・800m2分30秒切り
・1000m3分15秒切り
・1500m5分00秒切り
…という素晴らしい目標を立てつつ、既に中學生になってからの目標が、既に頭の中にあります。
"800m2分00秒を切って全中出場"
※全中とは、全日本中学校陸上競技選手権大会の略で、陸上競技の全国大会出場という意味です。
全中の先は箱根駅伝かな!?(^^)ワクワクしますね(^^)
過程の大切さを伝えている僕も、中學生のときは、全中を目指して陸上競技に励んでました。
その当時の3000m出場標準記録は9分08秒。
僕の当時のベストは9分14秒で、あと6秒及ばず(東北大会9位、8位入賞まであと0.8秒)。
でも、全中出場に向けてチャレンジをしたことで、夢の全国大会(第1回都道府県対抗男子駅伝競走大会、青森県代表。人生初の全国大会は、
チーム、個人ともに最下位)に出場することが
出來ました。
→中學3年間の中で、スタート地点は地区大会
800mビリから全国大会出場を経験しました。
※3000mのスタート地点は11分47秒→最高は9分14秒なので、3年間で2分33秒短縮しました。
ちなみに、僕が活動していた陸上部の顧問の
先生は、自主性を重視する方で、これといった
指導されたことが殆どありません。
一生懸命走ってる人もいれば、マイペースで
樂しく走る人もいれば、歌を歌ってる人もいれば、樂しみ方は人それぞれ。でも、試合になればみんな全力で樂しくチャレンジ☻八戸市(青森県)の試合では総合優勝を飾ったこともありますが、結果重視の活動ではなかったので、ビリで
ゴールしたって、怒られたことはありません。
自由な空間が良かったからなのか、あんまり
退部する人がいなかったようにも感じます。
"みんな違ってみんないい"まさに風の時代を
象徴するような部活だったように感じます( ・ิω・ิ)
最後に…。
タムタムランニングクラブの小學生クラスで
走っている子達は、日本チャンピオンを目指している子も、試合に出場せずにマイペースで樂しく走る子も、同じ空間で自分だけのゴールを目指
して樂しく走っております(^^)
試合やイベントの案内は行っておりますが、
強制はしません。
※リレーや駅伝のメンバーが不足したときのみ、
出場のお願いをすることがあります。
今あるものを無くすではなく、強制もせず、
全国大会を目指したい子は目指せば良いし、
マイペースを樂しみたい子はマイペースで樂しく走れば良いのです。選択肢が多い方が、自由に
選べて樂しめます。樂しめるようになると、自分で道を切り拓けるようになります。
"道は1つじゃありません"
今は、風の時代。自分軸を大切に出來れば、どんなステージだって樂しめるんです。
自分らしさを大切に、なりたい自分の姿をイメージして、タムタム(樂しく)走りましょう🏃💨