教皇フランシスコ 聖金曜日の「十字架の道行」
今年(2022年)の十字架の道行のテキストを作ったのは:
第1留:若い夫婦
第2留:派遣された家族
第3留:子供のいない年老いた夫婦
第4留:多くの子供をもつ家族
第5留:障害をもつ息子のいる家族
第6留:「家族のための家」を運営する家族
第7留:病気の親をもつ家族
第8留:老夫婦
第9留:養子を受け入れた家族
第10留:子供たちをもつ未亡人
第11留:修道者の息子をもつ家族
第12留:娘を失った家族
第13留:ウクライナの家族とロシアの家族
第14留:移民の家族
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「十字架の道行」第一留:アレッシアとガブリエル夫婦の証し
結婚は単なるロマンチックな(感傷的な)冒険ではない
(『オッセルバトーレ・ロマーノ紙』、2022年4月12日)
2022年4月12日付『オッセルバトーレ・ロマーノ紙』に、「十字架の道行」第一留のテキストを作った若い夫婦、アレッシアとガブリエルへのインタビューが載りました。
最後の質問を試訳で紹介します。
(質問)あなた方は、結婚はロマンティックな冒険だけでなく、ゲッセマネもあると言っていますね…
(ガブリエル)もちろん、結婚は結びつき(unione)であり、交わり(comunione)ですが、時には孤独でもあるのです。時に私たちは、相手が自分を分かってくれない、自分の今の状態や、心の中を揺さぶっている望みを相手が理解してくれないと感じたことがありました。特に仕事に関する重要な選択について。例えば、私が会社を変えたいと言い、ある面接でジェノバへの転勤を勧められたことを話したとき、妻はあまり良い反応を示しませんでした。その後、状況は変わって行きましたが、それについて私たちは何度も口論し、最初は、この可能性を考え一緒に向き合っていくことが難しかったのです。
それでも、ゲッセマネのイエスに戻り...イエスは父のご意志(み心)に自分の身を委ね、十字架を受け入れました。私たちは、小さな経験において、結婚はゲッセマニであることを経験しました。私たちの愛が試され、私たちの選択、結婚式の日に言った「はい」は、繰り返し更新されなければならないという意味で。特に人生の困難や選択の中で、私たちが互いにあまり好ましくない態度を見せてしまうときに。