劣等感を教える
妊娠するところまでは良かった。でもいざ赤ちゃんが生まれてお世話が始まったら、うまく立ち回れないことばかりで自分に衝撃を受けました。
やっとの思いでお昼寝してくれたのに、インターフォンがなって起きちゃって「もぅなんで・・・」って涙が止まらなくなったこともある。
お昼寝や離乳食の時間を崩したら、ぐずったりややこしくなると思ってたから。
更に私は高齢出産だったので、なんとなく誰かとツルむというよりもひとりで行動したかった。
今、大田区を中心に生後1ヶ月からの産後講座や児童館の会社を経営し始めて、
と思ってしまいますと言ってくださる生徒さん(産後ママ)にたくさん通っていただいています。
そんなマインドで生後1年以内のママが生活してくれるようになることがとても嬉しいです。
時間が過ぎれば、ほとんどのママが、「あの時は苦しかったなぁ」って思えるんです。
でも、いままさに一歩踏み出す勇気ができないことを私も経験して知っています。
”運動”というのは痩せたい、健康を保ちたいなどの目的があると思うんですが、
”産後運動”は少し違った効果があるんです。
そもそも産後は妊娠する前とのホルモンバランスとも全く違い、体の状態はもちろん変わりますが、心の状態も変わります。
そしてそれは「私できない」から、「できるようになった」に自信を持った育児の感覚に変わっていけるんです。
産後運動の効果
産後の運動は赤ちゃんが隣に居ながら行っていかなくてはならないので、
身体をリカバリーすることで運動不足で凝っている部分がほぐれることは基より、
目に見えないホルモンの状態や、血流が良くなることで頭がすっきりしていく感覚になります。
さらに、どんどん重くなる赤ちゃんのお世話での腱鞘炎や、乳腺炎などの予防に繋がり、
「赤ちゃん連れのおでかけ」は良いこと尽くし。
でも、Pepでは赤ちゃんのお稽古をしていません。
産後ママの心がリカバリーされていない状態で赤ちゃんのためのお稽古を始めると、
それは優越感という自己肯定感を育みます。でもそれは多くの場合「ママの優越感」。
Pepでベビマや、産後エクササイズなどのレッスンを毎日のようにやっている理由は、
「比べない生き方」をママになってからしてほしいなと思うからです。
ひとり遊びや、お利口さんにねんねなんてしてくれなくたっていい。
習いに来ているはずが、授乳して抱っこして終わった・・・・それでもいい。
家族意外と笑う時間で赤ちゃんから見たママが「楽しそう」という気持ちを伝え
今となっては、出かけなかった産後がきつかったのだと知りました。
泣いてばかりで他の人に抱っこなんてされなかった私の長女も来週9歳です。
経験しているからこそ、産後1年のママの気持ちと身体が楽になることが、
子どもにとってもポジディブマインドに生きることに繋げてあげることができるのだと思います。
講座やイベントは対面/オンラインで開催しています。
大森教室:東京都品川区南大井6-16-10
蒲田教室:東京都大田区蒲田5-6-12
池上教室:東京都大田区池上7丁目2-7