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感情君と理性君のこと

2017.12.13 01:03

先日の袋井メロンマラソン(詳細)で、感情君と理性君のせめぎあいについて書きました。

昨日、休憩時間に、図書館で借りた『脳の中の経済学』を読んでたら、同じようなことが書かれててビックリ。

感情君と理性君ではなく、情動君と認知君という名前ででてくるのですが、脳の血流を計測できるfMRIという装置でいろいろな課題をこなす脳のようすを観測すると、右脳・左脳のそれぞれ中心にある線条体という部分で、情動君と認知君がせめぎ合いをしているとのこと。

冷静な認知君は目先の利益にとらわれず将来の利益を優先するよう働きかけ、情動君は目先の利益を優先する。そのようすを画像的にとらえることができるなんて、ほんとビックリです。袋井クラウンメロンマラソンの5キロ過ぎでは、こんなせめぎ合いが僕の線条体で繰り広げられてたんですね。

さらに、さまざまな実験から人間はときに合理性からはずれた意思決定をしているのは、種として進化的に、そういう遺伝子をもった個体が生き残ってきたのではないかと。そうか、人間が全員理性的な判断のみで行動していたら、世間を騒がすような事件は起きないし、レースでも全員ネガティブスプリットだし、酔って階段から落ちるような人もいないかわりに、全員が同じ判断をするなら全員滅亡することもあるってことですね。情動君が生み出す多様性も、結構重要なんだ。先日のレース内容を反省していましたが、これを読んで、ちょっとだけ救われたような気がしました(^^)

さて、全然話しは変わりますが、そう言えば真央ちゃん、ホノルルマラソンどうだったんでしょう?

目標には、わずか届かずでしたが、初フル4時間半は立派です!世界のトップにたつアスリートのみなさんは、将来の利益のために我慢強く練習できる「認知君」が圧倒的に強いから、マラソントレーニングも難なくこなせたのでしょう。僕も、まず線条体の「認知君」部分を鍛えていきたいと思います。でも、どうすればいいのかな、脳のトレーニングって^^;いやいや脳と身体は一体。身体を我慢強く鍛えることで、脳も鍛えられるってことですよね。はい、がんばります。