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WUNDERKAMMER

[北海道]おかしな死体

2017.12.12 08:49

私の祖母が子供だった頃、住んでいた村は、比較的大きな川の近くにありました。(北海道です)

当時は河川改修などほとんどされておらず、大雨が降ったりすると危険な存在だったそうです。(いまもそうですが)

上流で雨が降ると泥で濁った水が流れてくるのですが、

たまに、動物(エゾシカなど)の死体が流れ下ってくることがあったそうです。

たまに人間の死体が流れてくることがありました。

周りの樹木の破片などといっしょに流れてくるので、かなり傷んでいる死体がほとんどだったと語っていました。


しかし、ある時(夏だったと言っていたと記憶しています)、おかしな死体が流れてきました。

どう見ても人間なのですが、硬い鎧のようなものを上下に着ていて、大きな口には太く尖った歯が並んでいたと。


不思議なのは、その死体には目も鼻も耳もなかったそうです。

べつに傷んで脱落したのではなく、孔もなく、まったくないつるんとした状態だったそうです。

当時は、警察の取り調べもあまり厳密ではなく、身元もわからないので、地元の寺の墓地に埋葬したそうです。

当時は土葬だったそうで、あたらしく遺体を埋葬すると土饅頭ができて、

埋められた遺体が腐敗して体積を減じると、その土まんじゅうが平らになるのですが、

その死体を埋めたところは、いつまでたっても平らにならなかったとのこと。

鎧のようなものは死体から剥がせなかったので、そのまま埋めたので、

それが原因ではないか?と寺の住職は語ったそうです。