僕が「片付け」を仕事にした理由
今回は僕が片付けのプロ「ライフオーガナイザー」になったきっかけについてお話します。
以前、広告代理店に勤めていた頃。
残業や休日出勤が多く、加えてプライベートで人間関係の問題も抱えており、たくさん悩みごとがありました。
忙しいなかで、仕事や人間関係の悩みがうまく整理できない日々。
気付かないうちにネガティブな思考サイクルに陥り、生活習慣が乱れ、住環境が乱れ、最後には体調を崩しました。
僕はまじめで完璧主義な性格だったせいで、細かいことを気にしすぎたり、気分転換や休息をとるのが下手という欠点がありました。
その後、ひどい不眠症になり、ドクターストップを受けて休職することになります。
長期療養をきっかけに、僕は自分の暮らし・考え方・時間の使い方を整えようと決意しました。
そんな中出会ったのがライフオーガナイズだったのです。
ライフオーガナイズでは、その人に合った方法で楽に維持できる仕組み作りを目指します。
「自分は弱い」「もっと頑張らなきゃ」
自分の性格が原因だと感じ、焦っていた僕にとって、救われるような考え方だったのを覚えています。
「大切なのは自分にとっての理想を明確にし、自分に合った方法で無理なく取り組んでいくこと」
初めは部屋の片付けに参考になるかなぁ、ぐらいの気持ちでした。
でも、ライフオーガナイズを学んでいくと、単にモノや空間の片付けをするだけでなく、「思考の整理」を重視するということがわかりました。
「自分に必要なのはこれかも!」
そう思った僕は、まずは自分の性格を無理に帰るのではなく、「仕組み」を工夫することによって、暮らしや思考を整えていきました。
そして、療養中で時間があったこともあり、5ヶ月ほどでプロとして片付けサービスを提供できるライフオーガナイズザー1級を取得しました。
今ではクセの強い(笑)自分の性格も好きになることができ、無理することなく、自分らしい生き方ができていると思います。
その後はライフオーガナイザーとして、「暮らしを仕組みで整え、住環境のストレスをゼロにする」という想いで片付けサービスを提供しています。
今後も自分自身の暮らしを整えることはもちろん、ひとりでも多くの人が「自分らしい暮らし方」ができるよう、無理なくこの仕事を続けていきたいです。