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マヤ

『W旦那+(プラス)』第90話 三代目妄想劇場

2017.12.13 23:00

そんな日が続いたある日のこと、臣と隆二が仕事を終え理愛の店に行くと、

店内は真っ暗で理愛の姿はなかった。




隆二「え?どういうこと?理愛ちゃんはどこ?」




臣が急いでスマホを取り出す。




今日はスタジオ入りしていたので、スマホの電源はOFFにしていた。




1時間ほど前に、剛典からLINEが入っていた。




夕方お店に寄ったら、理愛から寒気がするので早く自宅に連れて帰って欲しいと言われ、先にマンションに帰るとの内容だった。




理愛は合鍵を持っている。




直己は単独の仕事があり、今夜は来ない。




二人は走り出した。




隆二「臣‼︎ベッドルームに牛乳は?」




臣「SETしてないよ!」




隆二「急ごっ‼️」




隆二は嫌な予感がした。








臣のマンションに着き、玄関のドアノブを回す。




「ガチ」と音がした。




鍵はかかっている。




隆二「臣っ‼️鍵!」




臣「あ…焦ると出てこない…」




臣はジーンズの後ろポケットから鍵を取り出し、ドアを開けた。




玄関に理愛や剛典の靴はない。




臣「取り敢えずベッドルームへ…」




臣がスニーカーの紐を解(ほど)くのに手こずっていると、隆二が一足先にベッドルームへ向かった。




臣「あ!…隆二っ!気をつけろ」




ベッドルームのドアを開けた隆二の姿が見えなくなった瞬間…




「うわっ!」




隆二の声がした。




「えっ⁉︎隆二!」




慌てて廊下を駆け出す臣。




ドアが全開になり、隆二が床に尻餅をついている。




「臣っ❗️くんなっ‼️」




隆二が叫んだと同時に、この世のものとは思えない様な、悍(おぞ)ましい

鳴き声が聞こえた。 




「きぇぇぇぇぇぇぇぇ…」




臣が隆二の側に来てベッドルームの中を見ると、長い舌を出したあの悪魔が

天井付近から二人を見下ろしている。




鋭い鍵爪の様な手を構え、隆二に襲いかかろうとしていた。




End