第93話:主クリシュナが口で宇宙体を見せる (14):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

クリシュナのとても魅力的な

子どもらしく落ち着きない様子を見つめながら、

近所のすべてのゴーピーたちは、

何度も何度もクリシュナがしたことを

聞きながら、

母ヤショーダーの元へ行き

このように話すのです。

「お友達のヤショーダーよ。

あなたの息子は

時には、

牛の乳搾りをする前の私たちの家に来て、

牛を放してしまうのよ。

家の主人が怒っても、

あなたの息子はただニッコリとするだけ。

時には、

おいしいカードやバターやミルクを盗んで

それを飲んだり食べたりする方法を

考えているわ。

猿が集まっていると、

猿にもそれを分けて、

猿のおへそがはち切れそうになり

歩けなくなっているのよ。

彼はその入れ物も壊してしまうのよ。

時に、

ある家でバターやミルク盗むチャンスが来ない時には、

クリシュナは家の主人に怒って、

腹いせに年下の子どもたちをつねって

いじめてしまうことでしょう。

それか

その子どもたちが泣き出したなら、

クリシュナはどこかへ行ってしまうのよ」

…つづく

(10巻8章28-29節より)