登記研究 創刊号
2022.04.17 14:59
相続登記実務に関し、
登記処理を正確に行うため多くの先例があります。
この先例は、法令ではないものの、
上級官庁から下級官庁へ発せられ、
実質的に登記官を拘束します。
先例に抵触する登記申請は、原則却下対象です。
司法書士は日々先例を調べ、
相続登記申請をしているわけです。
これでだけでも膨大な量ですが、
実務では、足りません。
先例にはない事例も結構あります。
先例ほどの拘束力はありませんが、
登記官、司法書士等
登記に携わる者が参考にする必読書、
これが、
「登記研究」(テイハン)
毎月1回発行され、
2022年4月現在では889号
創刊は昭和22年(1947年)2月
実は、当所にあるのです!
「登記研究 創刊号」
CD版、ネット版、索引版ではない、
「原書」
ほとんどの司法書士の方も見たことは
ないと思います。
家内とは、司法書士事務所で出会いました。家内の父は、明治時代の「代書人」時代から受け継いだ司法書士事務所の3代目。もうすでに亡くなられましたが、「登記研究 創刊號」をお預かりし、忘れ形見として、現在、当所で保管させていただいております。 歴史を感じますね。
ひとつひとつの出来事が 相続手続きのお手伝いの礎となっていると感じる 今日この頃です。
川崎市麻生区新百合ヶ丘
司法書士田中康雅事務所