連続講座第5回「住み続けたいまちづくりのコツ教えます」報告

　地域をつなぐ連続講座第5回は、西東京市で「住み続けたいまち」とそれにむけたライフスタイルを後世にのこすことをミッションに掲げ、地域の人・自然・食・分化・経済のつながりを実践している株式会社ユニココ代表の若尾健太郎さんをゲストに迎え、初めての対面開催となりました。

　会場は、若尾さんの活動拠点の一つ、「まちにわひばりが丘」の会議室。やっぱり直接顔を合わせながら話ができるっていいですね。久しぶりにみなさんと会うことができました。

グアテマラから片品村へ

　若尾さんは、青年海外協力隊でグアテマラでの活動に従事しながら日本の貧困問題について考え、自分の地元の問題解決に取り組もうと決意したそう。当時、まちづくりを仕事にしている組織はなく、群馬県で地域づくりを行うNPOで学び、2021年に自分の会社を立ち上げました。’農山村の豊かさ’という点で、グアテマラと群馬が共通していたそうです。

　一方で、生まれ育った西東京ではその豊かさがどんどん失われ、かつて遊んでいた畑が駐車場になっていってしまう・・・そんな中、「住み続けたい街をつくる」を会社のミッションとしました。

　そして、まちにわひばりが丘での地域づくり、農福連携の取り組み「ノウマチ」、公園を活用する「ひばり日和」、田無駅にオープンしたアンテナショップ「まちテナ西東京」などの活動についてわかりやすく話してくださいました。

コミュニティづくりのコツ

　今回の講座のテーマに掲げたまちづくりの’コツ’についても惜しげなく紹介してくれました。例えば・・・

・小さく始める

・目的・目標をとことん掘り下げる⇒共感する人が増える

・親しみやすいネーミング

などなど。参加者からもたくさんの質問、コメントが出され、時間が足りないほどでした。

　会場のひばりテラス118にある’コンマコーヒー’のおいしいコーヒーをいただきながら、贅沢な時間となりました。