No.597「紅茶&日本茶」「健在、村長・長さん」「5Gとリニア・モーターカー」
2020.10.17.No.597
「 今回は紅茶&日本茶棚の写真です 」
なな.
上の段右から 下段右へ
ろばやアールグレイティー
独特のスモーキーな香り蒸らし時間は3分以上
ろばやダージリンティー
香りも味もいい夏摘みさわやかな香りと甘み蒸らし時間は5分
ろばやアッサムティー
やわらかな渋みと甘さをあわせもち、さわやかな香り蒸らし時間は3分以上
チャイスパイスミックススパイス
シナモン、ジンジャー、カルダモン、ペッパーをバランスよくブレンドした、チャイ用スパイスミックス
アリサンアールグレイ
スリランカとインドの茶葉と地中海の柑橘類のベルガモットオイルから作られている
アリサンマンゴースパイスティー
紅茶にマンゴーのフレーバーを加たトロピカルな甘い香り
アリサンシナモンスパイスティー
インドの茶葉、シナモン、クローブ、生姜、ミルクティーブレンド
秋冬番茶
水出しで「ポリ作家ライド」の効果が期待できるお茶。糖尿の方に。普通に飲んでも美味
ほうじ茶
5月に摘み採った新茶ののこり芽と、熟成した親葉と一緒ドラム焙じ機でほうじたお茶
棒番茶
通常三年番茶は秋に収穫するが、越冬した茶葉使用、越冬茶葉は陰陽の考え方でいうと「中庸」を表す。体を 冷やすことなくエネルギーのバランスをとる
玄米茶
7月に収獲した二番茶荒茶と、堅炒り加工した京都産玄米使用
もっこす茶
農薬や化学肥料を使わずに、肥料さえ与えない自然栽培のお茶
三年番茶
温めても冷やしてもおいしく、新陳代謝の促進、消化吸収を高め、カフェインやタンニンが熟成時、焙煎時に少なくなるので刺激が少なく、リラックス効果が望めます
「 健在、村おさ・長さん 」
高 志
水の里に到着した翌朝、トイレを借りるために東北釣堀苑の前を通りかかると、ホワイトボードが門の前に立てかけてあるのが目に入った。そこには『店主が腰痛のため、しばらくの間平日は不定休とします』と記されていた。
店主である若旦那・とも君は、数年前にヘルニアで入院した経験があり、季節の変わり目や繁忙期には腰が痛むと言って顔を顰めることがあった。
そして、前回のお水採りの際に知人ともにマイタケ採りに湯本山を上った後も、『腰に来るわ~!?』と言って苦笑していたものだから心配していたのだが、まさか店を休むほどひどくなっているとは思いもよらなかった。 不定休とあるから、この日の営業があるのかどうか、いや明日以降はどうなのか気になるところであったが、まずは様子を見守ることにした。
朝8時を回ったころ、1台のパジェロが東北釣堀苑の隣家の前にとまったのだが、見慣れないクルマで会ったため、近所の村人が畑仕事の手伝いに来ているものだと思いこんでいた。
8時半を過ぎた頃、お水採りを始めるために用意をして、この日の作業を開始するとしばらくして東北釣堀苑の駐車場に前回のお水採りの際に若旦那・とも君と一緒に山に上った方のクルマが滑り込んできた。その方は、若旦那・とも君や若女将であるよっちゃんのクルマが無いのを確認すると、僕のところにやって来てひとしきり話をしていったのだが、その間にも2人の姿が現れなかったので、その方は残念そうに帰って行った。
その後、お水採りに集中していると、突然東北釣堀苑所有の軽トラックがエンジン音を吹き上げたので、びっくりしてその方向を見ると、今まさに村おさ・長さんが山にキノコ狩りに出かけて行くところであった。
そう、早々とパジェロでやって来たのは近所の村人なんかではなく、村おさ・長さんだったのである。息子の一大事に、ここは俺の出番だとばかりに飛んできたのだろう。季節がキノコ狩りの旬であるのも、村おさ・長さんを駆り立てたようだ。
そのまま3時間ほど山歩きをし、東北釣堀苑に戻ってくるやそのタイミングでやって来た釣堀客の相手をして、そのお客さんが帰るとまた軽トラックに乗って他の山へと飛んでいった。
山のお母さんが亡くなり、息子夫婦に東北釣堀苑を任せてからというもの、悠々自適の隠居生活をしているようだが、お店の繁忙期や今回の一大事の時にはこうして東北釣堀苑の助っ人としてその存在感を示している。
齢84歳だが、まだまだその雄姿は健在であった。なんせ山から戻ってきて籠の中いっぱいに詰まった”シシタケ”を僕に見せながら『今年は豊作だぞい!!』と言って嬉しそうに笑うその顔は、昔と何一つ変わらないものであった。
翌日にやって来た若女将のよっちゃんによると、この時期の平日はあまりお客さんも多くないので、お店に来なくても良いと村おさ・長さんに言っているのだが、聞かずに自分の車を運転して山に飛んでいってしまうと苦笑していた。
元気なのは何よりだが、キノコを採ってきてもその後の処理をせずに、全部こっちに丸投げしてくるから仕事が増えて困っちゃうと膨れ顔だったが、それにしても村おさ・長さんはばけものだねと笑いあった。
そして、村おさ・長さんに刺激されて、こっちもその調子で働くと、自営業あるあるでどうしても働き過ぎてしまうので、意識してでも自分でセーブしながら頑張ろうと言いあった。
村おさ・長さん健在、それを思い知らされる今回のお水採りであった。
「 5Gとリニア・モーターカー 」
上田 隆
「4Gと比べ、通信速度や容量が100倍以上になる」
「スマートフォンに2時間の映画をたった3秒でダウンロードできるようになる」
「将来的には自動車の自動運転や医師による遠隔診断や手術にも応用できる」
この春から5Gの導入が始まった。それに伴い上記の宣伝がやかましい。しかし、大きな疑問を感じます。いいこと尽くめなのか?
以前に『ES・CSのS子さん』のことを書いた。要約を再掲します。
S子さんはES(電磁波過敏症)・CS(化学物質過敏症)をあわせ持つ。電線、電気器具、携帯基地局の発する電磁波に反応して、ひどいと倒れこむそうだ。ES(電磁波過敏症)・CS(化学物質過敏症)は現代文明がもたらした環境病とされている。CSは食品添加物、合成洗剤、合成香料など自然界には無かった化学物質に反応して体にさまざまな不調をきたす。シックハウス症候群はすでに認知されている。しかし、ESは医者でさえも知らないそうだ(注:日本では)。
5Gになれば、そのサービスのために電磁波はより強力に、そして200メートルおきに基地局が設置される。そうした膨大な数の基地局から出される電磁波はスマホを通じて利用者の肉体に接触、侵入し、健康被害をもたらす可能性が指摘されている。 と、これは外国での報道の話。
ベルギーのブリュッセルでは5Gの実験、導入が全面的に禁止されることになった。また、同じ時期、スイスでは放射線のもたらす健康被害を調査するシステムが完成するまで、新たな5Gの設置は延期する方針が決定された。
米「フォーブス」誌の報道によると、ニューハンプシャー州では州議会において5Gの健康への影響を調査する委員会の設置が決まった。また、カルフォルニア州のサンフランシスコ市近郊のミル・バレーでは昨年、新たな5G基地局の設置が禁止されたという。ニューヨーク州のシラキュース市では住民の訴えに応じて、5Gアンテナの安全性を検証するため、現場での立ち合い検査の実施が認められた。
もちろん、外国でも通信事業者は5G推進派だ。そして日本では何の疑問もなく。
日本はつくづく不思議な国だ。5Gについては冒頭に引用した
「4Gと比べ、通信速度や容量が100倍以上になる」
「スマートフォンに2時間の映画をたった3秒でダウンロードできるようになる」
「将来的には自動車の自動運転や医師による遠隔診断や手術にも応用できる」
これしか、報道されない。疑問の声が一切出てこない。ネットで調べれば上記で引用した外国での5Gへの疑問状況が出てくるのに。 マスコミもテレビも通信事業者、スマホ・メーカーの広告料にすがっているからか。
現行の新幹線でも国会議員や政財界の大物、大金持ちが乗るグリーン車やグランクラスからは電磁波が出ないようになっている。 それは、国の研究機関では電磁波が有害であるということに気付いているから。
そしてリニア・モーターカー。超強力な電気の力で重い車両を浮かせて、東京―大阪を一時間で走る。そんなに急いでどうするのか。
5Gもリニア・モーターカーも、大きな電子レンジの中に頭を突っ込み、スィッチを押してもらう。電磁波被曝状況、そんなことに似ていないだろうか。