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人の足元をみる、仕事。

2022.04.18 11:25

『人の足元をみる』とは・・・?

主に、

「人の弱みを見抜いてそれにつけこむ」

と、いう意味のコトバとして用いられるわけで。

ビジネスやら取引やらの場面等で、

人様の弱みを見つけ、自分が有利になるように利用しようとたくらむなど、

あまりよろしくない意味合いで使われるイメージのフレーズですが

身体調律はまさに

『人の足元をみる』仕事になります。

当然、

人の弱みを見抜いてそれにつけこむわけです。

ただまあ、

つけこんでからが、違うのかもしれないですが。

例えば、

本日セッションにいらしたカラダさま。

の、足。

今ではもう、すっかり運動不足が定着してしまっていますが

元をたどれば、中学~高校~大学と

陸上、しかも長距離トラック競技でバリバリ動いてた育ち。

最近、

さすがに危機感を感じ、スクワットを始めたとのことなのだが

ふと、その足元をみてみると・・・

小指と薬指、この2本の指だけ

5本指ソックスに、きちんと入っていない。

そんなんたまたまでしょ?

と、思われるかもしれませんが

この商売20年もやっておりますと

実はこれ、けっこうよく見る光景なのです。

そして、これが表現する意味。

それは、

小指と薬指に、まったく意識が向いていないのです。

ちなみに、これが身体世界のルールなのですが

【意識していない箇所は、存在しない箇所】

というルールがある。

つまりこの靴下の本人、

小指と薬指が、脳の認識には存在してない。

存在するのは親指含めたのこりの3本のみ。

ちなみに、親指のお役はブレーキ。

つまりは、足を下半身を動かそうと思うと

極論、常にブレーキをかけながら動くことがデフォルトになっている。

その割には、

最近始めたスクワットのフォームは気にしている。

が、どんなに正しいフォームをアタマで理解しても

それを再現する足の小指が存在しなければ、再現はできない。

だからこそ、

足元をみてつけこんだからこそ、伝えられるアドバイスが

『毎朝、丁寧に小指と薬指も靴下に入れてあげる』ということ。

つまりは、

小指と薬指を意識するということ。

そのためのトリガーとしての行動が、靴下を履くということ。

たかがそんなこと・・・

と、思われるかもしれませんが

こんな意識の変化が、のちに大きな身体の変化の流れを生むものなのです。