想像してみるんだ。僕は今、激動の歴史の中にいる。
想像してごらん。中学校や高校の授業風景を。
想像してごらん。やたら用意する本の多かった歴史の授業を。
想像してごらん。その中にあった年表の一行を。
皆、テレビドラマの仁って見てたかい?あれってワクワクするよね~聞いたことある昔の有名人が目の前にいて普通に会話して、親友になっちゃって、酒飲んで喧嘩して、共に夢を語り合うんだよ!?
歴史の史料でしか知らなかったものが。
たった一行の文字列だったものが。
想像してごらん。いつか年表に「2011」の欄が出来ることを。
未来の子孫がたった一行、ほんの数秒でスルーしてしまうことを、僕らは今目の当たりにしている。
いや、本当にそうだろうか。
もしかしたら、文字にもならない空白になってしまうんじゃないだろうか。
そんなことは許されない。
この一行は太字にして、さらに過去の話と関連づけて、何年も語られるような一行にしなければいけないんだ、そうだろう?
そんな歴史の大転換点を僕らは目の当たりにしてる。
こんな興奮することはないよね。
今、テレビで放送してる「絶対零度」というドラマでは「価値が180°ひっくり返る瞬間」というキーワードが出てくる。
今はまさにその時なのさ。
淡路から北海道まで生死を掛けて旅をする時代じゃない。
地元を捨てて出て行くと唾を吐かれる時代じゃない。
今までやってきた「当たり前」が通用する時代じゃない。
ようやく騙されてたことに気付く時代。
国を頼るなんて考えられない時代。
海外の土地に自衛隊の基地が勝手に造られちゃう時代。
自衛隊が海外でもっと発砲したいと言っちゃう時代。
そんな歴史の主人公は誰?
それはあなたです。
東電の社員のみなさん。
金に釣られず、声をあげて立ち上がって下さい。