睡眠の質を上げるワークショップ
先日、睡眠の質を上げるワークショップを開催しました。今回も、睡眠不足を自覚している方、うまく夜眠れない方、睡眠の質を高めたい方など、たくさんの方に参加いただきました。
この睡眠のワークショップは、1ヶ月に渡るもので、1回目は2時間のワークショップがあり、その後1ヶ月間、毎週金曜日朝のフォロークラスでメディテーションの実践を行って頂き、最後にまた2時間のワークショップを行うことで全体が構成されます。 また、他のメディテーションのワークショップと異なるポイントがあり、1回目と2回目のワークショップで、「睡眠偏差値」というテストを受けていただくことができます。
「睡眠偏差値」とは、睡眠に関する自覚症状や睡眠習慣を含む幅広い視点で睡眠の主観的評価を定量化する質問群を作成し、さらに日本人に馴染みのある「偏差値」として数値化することで、日本人全体の中での相対的な睡眠状態を把握することを可能にするプログラムです。
このプログラムは、日本のICTをリードする「NTT東日本」と睡眠医療・医学の力で最高の睡眠を実現する「スタンフォード式最高の睡眠」で有名な「ブレインスリープ」が共同開発したものですので、安心して受けていただけると思います。
しかしながらこのテストは、現在、個人的にサービスを受けることはできず、企業単位やグループ単位でしかテストすることができませんが、このワークショップに参加された方は特別に体験することができます。
https://brain-sleep.com/sleep-deviation/
さて今回のワークショップは、「睡眠偏差値」を受けて頂くところから始まりましたが、みなさん出てきた偏差値にいろんな意味でびっくりされていました。「意外と眠れている人」「思ったよりも眠れていない人」「やっぱり眠れていなかった人」など、自分の睡眠が数値化されたことで、改めて睡眠と真剣に向かい合うことができたようです。
その後睡眠についての知識を深めて頂き、今回の改善プログラムとしてマインドフルネス・メディテーションを学んで頂きました。メディテーションは心のトレーニングですが、睡眠もまた心に起因することに大きなウェイトを占めます。
例えば、ベッドに入って目をつぶっているのに、未来のことや過去のことに思いを巡らせ、それがどんどん気になって眠れなくなってくるなどの経験がある方もいらっしゃると思いますが、メディテーションは、そのような考え事に囚われない、強くしなやかな心を養っていきます。その点からもマインドフルネス・メディテーションと睡眠の関係性はとても深いと言えます。
またマインドフルネス・メディテーションを朝行うことで、自律神経が整い、副交感神経が優位になって安眠体質になっていくといった科学的な根拠などもありますので、みなさん楽しみながらしっかりと理解して学んでいただけたようです。
これから1ヶ月間マインドフルネス・メディテーションを実践頂き、2回目のワークショップにて再度「睡眠偏差値」を受けて頂きます。みなさんの睡眠が良くなっていることを楽しみに、1ヶ月のメディテーション実践をすすめていきたいと思います。