廃祀から復活した葉山町木古庭『神明社』向津日實尊(むかつひめのみこと)を祀る
おはようござうます、ヒーラーの熊木幸奈です。
廃絶から復興を遂げた葉山町木古庭『神明社(しんみょうしゃ)』へ参拝に行ってきました。
(神奈川県三浦郡葉山町木古庭928ー4)
葉山町には、向津日實尊(むかつひめのみこと)をお祀りしている神社があるそうです。
そのうちの一つがこちらの『神明社』。
地元の人でないと分からないような非常に細い道を通った場所にありました。
天気も良く、鳥の囀りが里山に響き渡り、春らしいのどかな場所にありました。
お参りさせていただき、略歴が書かれていました。
御祭神は、天照皇太神と向津日實尊(むかつひめのみこと)と並んで祀られています。
天照皇太神とは天照大神のことで、男性神と思われる雰囲気を感じ、
だとすると、向津日實尊(むかつひめのみこと)は皇后かと。
調べると記紀以前の文献には、
天照大神は「アマテルカミ」(男神)として、
その妃が「アマサカルヒニムカツヒメ」と記載され、
向津日實尊(むかつひめのみこと)となっています。
別名は「瀬織津姫」です。
つまり「セオリツヒメ」=「ムカツヒメ」。
また、瀬織津姫は天照大神の荒御魂と同一神。
伊勢神宮の天照皇大神 荒御魂の別名として、
撞賢木厳之御魂天疎向津媛命(つきさかきいずのみたまあまざかるむかつひめのみこと)
とあります。
つまり、今は隠されてしまったはずの現代に残る驚くべき非常に珍しい神社です。
そして、↑略歴には大変な歴史の中、奇跡的に復活できたことが記載されていました。
明治42年11月18日、政治権力の干渉により廃祀となり、祭神は杉山神社に合祀され、社殿は取り払われ滅亡したと記されています。
その後、地元の有志の方々のご尽力によって60年後の昭和43年8月に再興し復活させたと。
地元の方々が脈々と大事に守ってこられた神様・神社の再興のために、力を注いだのかと思うと非常に感銘を受けます。
すぐ近くに不動尊があり、
龍神さま
不動滝があります。
昨夜の雨で、水量がそれなりにあり、
瀧は龍そのものですね。
瀬織津姫は水神・瀧神・龍神でもあるので、
やはり近くに瀧があるわけね^^
さて、御用邸の割と近くの方には、別の『神明社』葉山町下山口があります。
(神奈川県三浦郡葉山町下山口1455)
こちらも天照大神と向津日實尊(むかつひめのみこと)が祀られているという話です。
こちらは少し前に参拝したのですが、
扉は閉じており、外からは残念ながら何も分からない状況でした。
こちらは森戸神社が兼社となっているそうです。
森戸神社にも参拝しに行きました。
近場だけど、まだ行ったことのない神社って意外に多いですよね。
早起きして午前中に巡ってから仕事に入るのも良い流れとなりそう♪
神社の歴史を感じることで、この土地の事が分かり、
自分の住んでいる地域を知ることは、自分を知ることにも繋がるなぁと改めて感じました。
ではまた。
熊木幸奈
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