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クリスチャン結婚支援ミニストリー「リべカ」

クリスチャン同士の結婚は、キリスト教界全体の要(かなめ)

2017.12.13 21:45



キリスト新聞社「Ministry」の特集「結婚」についての記事で、日本のクリスチャン恋愛・結婚のエキスパート水谷潔先生の記事が掲載されています。

同特集で取り上げていただいた私が代表となっているクリスチャン支援ミニストリー「リべカ」について注目され、記事としてご紹介いただきました。

現在、クリスチャンの結婚にまつわる問題は山積みですが、現場から見えてきていることがいろいろあり、独身クリスチャンに寄り添い、共にうめき苦しみながら活動しています。

以下は、Ministry紙面では語りきれなかった思いやクリスチャン結婚事情などについて、少し長文ですが書きました。

昨日も1組、お見合いがありましたが、「リべカ」の独身クリスチャン会員に見られる変化があります。

それは「お断りの理由」です。

「リべカ」では、結婚についての考え方、クリスチャンとして聖書が教える結婚観に基づいたカウンセリングやメールでのやり取りをしているので、今まで何度もお見合いしたけど「ぴんと来ない」「なんとなく断ってきた」という方が、「日曜日の礼拝や、祝日の過ごし方で神を第一としていきたいから、この人ではない」というように、お断りの理由が自分の好みや直感ではなくなって、具体的になってきます。

多くの婚活サイトや結婚相談所では、写真と履歴書だけで判断されてしまうので、一部の見目麗しい人、年収が高い人などの「勝ち組」に属する人だけにお声がかかり、そうでもない人は全くお見合いが組まれないという「婚活弱者」となってしまいます。婚活パーティーも同じ現象はあり得ます。

そこで一人一人の良さを知り、異性にお勧めしてくれる「仲人士」の存在が必要になってきます。

スタートから3か月が過ぎ(実質8月から活動開始)、「仲人士の中西さんがおすすめするなら、会ってみます。」というお見合いが8組あり、現在、9組目のお見合い日程調整中です。(2017年12月14日現在)

リべカを通してでなければ出会えなかった二人が、必ずうまくいくとは限りませんが、私も祈りながらマッチングのお手伝いをさせていただいています。

感謝なことに、全国からのお問い合わせが増えてきています。

とにかく人数が集まらないとマッチングにも苦労するので、全国の独身クリスチャンが勇気を出して結婚の意思表示をし、周囲のクリスチャン婚活支援者の活動が広がっていくことが理想です。

独身クリスチャンだけでなく、クリスチャン同士の結婚に重荷を持っている個人、団体がありましたら是非ご連絡ください。全国規模での「協力」が必要不可欠になっているからです。

婚活支援の仕方や協力については、また別の機会にします。

なぜ私が自分の教会以外でクリスチャンの結婚について重荷を持って活動しているかというと、はじめは誘われて地元のクリスチャンの婚活支援に2年以上関わりましたが、独身クリスチャンの悩みの深さ、婚活支援スタッフもそれぞれに苦悩しながらクリスチャンとの結婚の恵みにあずかった証を聞き、信仰と現実のはざまにある現状を見て「これは何とかしなければ」と思いました。

私自身はキャンプや両親から「クリスチャン同士の結婚」「決断の仕方」「神のみ心を知るには?」といったことを聞き、学んでいたことが大きかったと思うのですが、今はその学びがほとんどなされず、教育がないために独身クリスチャンが路頭に迷っている状態です。クリスチャンが少ないという人数的な問題だけではありません。

そして、クリスチャンの結婚問題というのは、実はキリスト教界、教会全体に関わる「要(かなめ)」になっています。

・教会の少子化

・礼拝を守ること

・集会を守ること

・献金

・祝日の過ごし方

・教会、クリスチャンとのかかわり方

・子供の教育、信仰継承

・偶像礼拝とのかかわり

・自分自身の信仰の成長

・生涯クリスチャンとして信仰を持っていけるか

・葬儀

クリスチャンの結婚は、信仰生活のすべてに関わります。一部ではなく、実は「すべて」です。

ここが崩されると、キリスト教界全体が弱体化するという「急所」なんです。

そしてすでにこの急所は撃ち落とされ始めていて、それを何とかして阻止しなければますます弱体化が進むということ。

いわば「信仰の戦い」、見えない「霊的な戦い」でもあると私自身は感じています。

クリスチャン婚活に関わり、最前線に出ている人たちは、少なからずそのことを感じながら重荷を負っています。

今後、クリスチャンの婚活支援者への協力も求めて呼び掛けたいと願っています。

そして、クリスチャン結婚支援の働きは、もはや牧師の働きとは限りません。

個人的には「牧師の働きではない」と思っています。

昔は牧師が紹介していたケースも多かったため、「ただ待っている」独身クリスチャンもいらっしゃるのですが、今はより複雑で専門的な分野となっているため、よほど重荷がある牧師でなければ、クリスチャンの結婚問題に取り組むことはできません。

そういう意味でも結婚支援ミニストリー「リべカ」の働きはニーズがあり、「これをすべき」との使命感を持って地元スタッフと協力しながら進めていますので、牧師先生がたにも覚えていただけましたら幸いです。

「クリスチャン同士の結婚がそんなに大事か?」と思われる方は、その道の第一人者でいらっしゃる水谷先生をお招きしてお話を伺ってみるのもよいかもしれません。いくつかの著書もありますよ。