〇が反応しないんです、という真実
体が反応しないんです、という真実
先日、人生で初の言葉を使いました。
「どうしても体が反応しないのです。
だからお断りさせてください」
体が反応しないとき、どうしますか?
私、これまでは、こういうふわっとした言葉でなにかをお断りすること、ってなかったのです。
「もっと相手が理解できるような言葉で説明しないと」
「納得できる言葉を使わないと」
って思っていました。
でもね。
ほんとのところ、理屈はどうでもよくて。
その理屈は、大体において屁理屈だし、こじつけ。
説明を重ねるほどに本音からずれていく。
シンプルに「体が反応しないから」って断ってみた。
そうしたら「それなら仕方ないですね」って。
説明の言葉を重ねる必要はなかったのです。
初体験でした。
これまでは
「そんなの理由にならない」とか
「納得できるように説明してほしい」とか
そういう反応が返ってくる世界に生きていたのです。
私は、勝手に相手から圧を感じていたのです。
「NO」という選択肢を与えられないと。
「NOの理由をすべてつぶすから、YESと言ってほしい」相手はそう思っているのだと。
ところが、覆せないNOというものもある。
それが「体が反応しないから」だったのです。
これが正直な気持ち。
はじめて、自分に対して正直な言葉を選びました。
そういえば、異動した部署の仕事が辛くて会社を辞めた時のこと。
「やめてはいけない。続けなきゃ。続けたら昇進もあるって言われたし、仕事することは好きなんだし」と思っていた。
けれど、体の具合が悪くなってしまって、それを理由に辞めました。
逆に言えば、正直な言葉を使っていたら、病気になる必要はなかった。
体が反応しないとき、どうしますか?
自分自身の答えを聞く。
体の反応を見る。
その大切さを知った事件でした。
そして「体が反応しないから」という状態は、永遠ではないのです。
今は反応しないけど、10か月後は反応するかもしれないのです。
下手に理由をつけるのではなく
「(今の自分は)体が反応しない」と答えること。
それは未来の可能性も否定せず、相手の気持ちも否定しない言葉なんだ、と気がついたのでした。
すなおがいちばん。
口にすれば解決の糸口が見つかる。
自分だけの考えには限界があって、新しい扉が見えにくい。だからこそ、複数の視点で会話をする。
新たな扉がみつかるスッキリ感を届けられたなと思います。
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