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〇が反応しないんです、という真実

2022.04.19 23:54

体が反応しないんです、という真実

先日、人生で初の言葉を使いました。

「どうしても体が反応しないのです。

 だからお断りさせてください」


体が反応しないとき、どうしますか?

私、これまでは、こういうふわっとした言葉でなにかをお断りすること、ってなかったのです。

「もっと相手が理解できるような言葉で説明しないと」

「納得できる言葉を使わないと」

って思っていました。

でもね。

ほんとのところ、理屈はどうでもよくて。

その理屈は、大体において屁理屈だし、こじつけ。

説明を重ねるほどに本音からずれていく。

シンプルに「体が反応しないから」って断ってみた。

そうしたら「それなら仕方ないですね」って。

説明の言葉を重ねる必要はなかったのです。

初体験でした。

これまでは

「そんなの理由にならない」とか

「納得できるように説明してほしい」とか

そういう反応が返ってくる世界に生きていたのです。

私は、勝手に相手から圧を感じていたのです。

「NO」という選択肢を与えられないと。

「NOの理由をすべてつぶすから、YESと言ってほしい」相手はそう思っているのだと。

ところが、覆せないNOというものもある。

それが「体が反応しないから」だったのです。

これが正直な気持ち。

はじめて、自分に対して正直な言葉を選びました。

そういえば、異動した部署の仕事が辛くて会社を辞めた時のこと。

「やめてはいけない。続けなきゃ。続けたら昇進もあるって言われたし、仕事することは好きなんだし」と思っていた。

けれど、体の具合が悪くなってしまって、それを理由に辞めました。

逆に言えば、正直な言葉を使っていたら、病気になる必要はなかった。


体が反応しないとき、どうしますか?

自分自身の答えを聞く。

体の反応を見る。

その大切さを知った事件でした。

そして「体が反応しないから」という状態は、永遠ではないのです。

今は反応しないけど、10か月後は反応するかもしれないのです。

下手に理由をつけるのではなく

「(今の自分は)体が反応しない」と答えること。

それは未来の可能性も否定せず、相手の気持ちも否定しない言葉なんだ、と気がついたのでした。


すなおがいちばん。

口にすれば解決の糸口が見つかる。

自分だけの考えには限界があって、新しい扉が見えにくい。だからこそ、複数の視点で会話をする。

新たな扉がみつかるスッキリ感を届けられたなと思います。

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