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Oimachi Act./おい街アクト

シリーズ⑤吉本新喜劇 花紀京の芸について語る。

2022.04.21 03:00

(前回に続く)

お笑い芸人たる者、自分が笑いを沢山取りたいのは当たり前。

で、その笑いをいかに取るか?どう取れば良いのか?これが第一の壁となる。

 

ギャグ=(イコール)笑いではあるが、その質もピンからキリまで。見事なギャグもあるが、下らなさすぎる"屎物"もある。

 

舞台に立つ。最初は笑いを取ることで懸命になり、質のレベルを自ら問うなんていう余裕はまるで無いそうだ。

 

花紀京の笑いは良質で、品がある。

彼が天才と言われるのは、ギャグに頼らない芝居の演技力が面白オカシいからだ。

 

彼のエッセンスは、相手方の笑いを引き出したり、拡大する力を持っている。

 

吉本新喜劇の良き仲間、岡八郎と桑原和夫。この二人に対する花紀京の立ち位置は変えている。

岡八郎にはボケとツッ込みをかける。

岡八郎の性格や表現力を見透かしている。

 

桑原和夫にはボケでいく。

桑原和夫のボケに対する反応が面白いことと、やはり見透かしているからだ。

 

座長としての役割りを、芸人一人ひとりに対して変えていることになる。

他の座長とは、そこのところが違う。

 

義理の姉にある中山美保の演技も素晴らしいが、姉を立てつつ、コケ(笑い)にする。

中山美保も花紀京に一目置いているのが、舞台から見えてくる。

 

吉本新喜劇の世界は、懐かしく楽しい。人と人との心地良い"人情"や助け合いの温かさがあふれている。寂しい人には夢の世界の家庭がそこにある。

この魅力に弾きづり込まれて、若者が入門していったのだろう。(続く)