白熱電球は素晴らしい
陽だまり堂が出来上がる以前の店舗内の照明器具は
全て昼白色の蛍光管照明器具でした。
それの器具の中で1つだけが故障により点灯しなかったのですが
蛍光管と蛍光灯器具、白熱球、白熱球ソケットなどの
従来型の照明器具は後々製造が中止され
蛍光管や白熱電球は製造中止になるという理由で
全ての照明器具をLED照明に交換することに。
お店が完成して3ヶ月間、
営業をする毎日を送っている間に
あることに気づきました。
それは・・・
目の疲労とチラつき、著しい筋力低下です。
出来上がったチラシを折る作業をしながら枚数を数えていたところ
両目を開いて見ていられないほど眩しくチラつきがひどい。
普段通り枚数を数えることができなくなっていました。
自宅ガレージでお店用の什器を作り終えた翌日
右足首付近の筋肉などの異常な痛みと疲労に驚きました。
それは1日では回復せず数日の間様子を見ることになりました。
その体の異常な反応と変化は何かの影響であろうと想像したところ
LEDのブルーライトのことが気になり始めたので
ブルーライトについて調べてみることにしたのです。
LEDのブルーライトは「目に悪い」や「脳への影響」など
一般的な情報は把握していたのですが
調べを進めるにつれて驚くことが分かってきました。
まず、従来の照明器具である白熱球(電球)は
太陽光に1番近い波長を持ち青色から赤色まで
相対的にバランスの良い波長を持っています。
次に蛍光灯は白熱球よりもブルーライトが
突出していてその他の色量は半分程度。
LEDはブルーライトの部分が飛び抜けて多く
他の色味は蛍光灯よりも極端に少ないのです。
これは電球色であってもほとんど変わりはありません。
そしてLED照明(電球色)と蛍光灯(昼白色)の下に
夏みかんを置き何日もの間照射し続け
その夏みかんの変化を検証しているサイトを見つけました。
その検証結果の内容にはとても驚かされました。
蛍光灯に照射された夏みかんは若干萎んでいるようですが
緑色のヘタが残っておりまだまだ水々しさが見て取れます。
LED照明に照射されていた夏みかんは
一目でわかるほどに水々しさを失っていて
シワシワになるほど萎んでいます。
さらにヘタの部分に緑色のヘタは無く
枯れてしまっています。
その二つの果実を半分に切り割ってみると
蛍光灯の方は粒も残り身の部分も
まだまだ食べられそうなほどしっかりと残っていましたが
LEDの方は夏みかんの粒が壊れて水分を出し
ぐちゃっと握りつぶされたように細胞が壊されていました。
これは野菜や果物に限らず人間の細胞にも
多かれ少なかれ影響があるのではないかと推測できます。
ただ作物よりも代謝を繰り返し
細胞の入れ替えをしている人体には
影響の出にくいものなのかもしれませんが
自分自身の感覚を信じるとすると
これは考えている以上に大きな問題なように思えました。
ただ、ブルーライトにもメリットがあるようで
「虫除け効果」や「眠気防止効果」など
自身の細胞レベルのデメリットと
以上ようなの些細なメリットを天秤にかけると
LEDにメリットはほとんど無いと個人的には判断します。
このような検証結果をよくよく考えると
陽だまり堂としてもLED照明器具をそのままに放置して
細胞を壊してしまうブルーライトを使ってしまっていては
これから丹精込めて美味しいミキを作り
皆様により美味しい「ミキ」を食べていただく上でも
製造方法へのこだわりを掲げ
材料への配慮も欠かさない発酵食品メーカーとしても
原材料も細胞を壊し、製造した食品の品質を悪くしてしまうような
照明器具を使うわけにはいかないですし
掲げている理念からも大きく外れてしまうという結論に達したため
全ての照明器具を太陽光に波長の近い白熱電球に交換する工事を行いました。
都市政策としてのエコ活動のあおりを受け
これから白熱球は生産中止になる方向だといわれていますが
本当にそのエコ活動はエコなのでしょうか?
低燃費車を普及させてエコだという
でも低燃費を実現させたことでその分移動範囲が大きくなりました。
結果、ガソリンの使用量は減っていない。
白熱電球や蛍光灯器具の生産と止めることで
LED照明器具を普及させ電気の使用量を減らすことでエコ。
でもLEDの出現により電飾は増え町中が明るくなり
おまけにイルミネーションイベントも
全国津々浦々で行われるようになりました。
結果、電気の使用量は昔とさほど変わりはありません。
ということは人間が思いつくエコ活動は
エゴ活動なのではないか思えてくるほどです。
先進技術も大切ですが懐古技術も大切なのです。
みんなで守ろう!!体と電球。
もう一度使い始めよう白熱電球を。
そうすれば照明機器メーカーも必ず作り続けてくれるはずです。
技術と知恵は無くしてしまったら元に戻すのは本当に難しい。