求人サイトからの応募が来ない!その理由を考えてみる
求人サイトからの応募が来ない!その理由を考えてみる
企業の求人情報を知るきっかけは求人サイトだと言われています。
求人サイトに出ているたくさんの会社の中なら給与や勤務地など条件検索をした結果、初めてその会社を知るのだとか。
独自で採用サイトを持ってもキーワード検索で上位にランク入りできる確率は低く、 求人サイトからの誘導がなければアクセス数も期待できません。
そういう意味では求人サイトははとても重要なチャネルと言えます。
【著者プロフィール】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
求人サイトとは?
求人サイトとは、「転職先を探す求職者」と「人材を求める企業」をマッチングする機能を持つサイトのことを指し、ビズリーチやリクルートエージェントなどテレビCMで有名なサイトを筆頭に数多くのサイトがあります。
内容はどの求人サイトも同じようなもので、企業が公開している情報を見た後にエントリーができるようになっています。しかし掲載できる情報量には制限があり、掲載期間・文字数・写真点数などはプランによってその内容も異なります。
取扱いは最寄りの広告代理店を通じて行うようになっていて、求人票作成についても自分でできるものから、代理店が代行するものまで様々用意されています。
人材獲得競争は激化!他社の条件と比較される
年々、人材獲得競争は激化しています。
大半の企業が人材確保は重要な経営課題としていて、あらゆる採用手法を模索し、条件の見直しも行っていると聞きます。
一方、求職者は能力・経験、またチャレンジしてみたいことを考慮して求人情報を見ていますが、そこに記載の募集要項は他の会社と必ず比較しています。特に「給与」「勤怠条件」「福利厚生」などは絶対です。
ましてやキャリアや経験を必要としたり、資格を持っていることが条件の場合は他社よりも低い条件だとなかなか応募が集まりません。
できる範囲内で条件が他社より勝るようにすることも必要です。
欲しい人材が見る求人サイトかどうかを見極める
求人サイトにもそれぞれ特色があり、20代~30代に強い媒体やプログラマーに強い媒体など様々です。求める人材が見るような媒体かどうか良く吟味し、掲載するようにしましょう。
決して有名な求人サイトだから!という理由で決めてはいけません。
職種や年齢層などニーズに合う媒体を選択することは、応募者を募る可能性を上げることにつながります。
広告代理店の担当者に媒体の特色をよ~く聞いてから、決めることをおススメします。
求人サイトだけでは仕事内容を十分に伝えられない
求職者が会社を選ぶ時には「会社案内 → 代表者挨拶 → 仕事内容 → 雇用条件 → 先輩の声」が順で見ると言われています。
まずは、これらの項目についてしっかり内容がわかるようにしなければ応募につながりません。
しかし、求人サイトでは掲載できる情報に限界があり、文字数制限があるためついつい「荷物を運ぶ仕事です」と簡略化した表現にしてしまいがちです。
でも実際は「仕入先に出向いて荷積みを行い、その後指定の場所まで運び、現場では設置する作業員のところまで間配りするといった配送だけでない業務を行っていただきます」とドライバーでもただ車を運転するだけの仕事ではない場合は、とにかく詳細に書くことが大切です。
大雑把な情報だと書かれていない仕事もさせられるのではとなり、応募されない可能性があります。
また、入社後にわかったとなると早期離職の原因にもなります。
特に仕事内容は誤解のないよう分かりやすく伝えましょう。
独自の採用サイトで自社の魅力を伝える
最後に応募が来ない原因ですが、これは求人サイトに出ている内容では会社の魅力が伝わっていないことが考えられます。
今は人材獲得競争が激しく、ライバル会社もあらゆる手を使って求職者を集めようとしています。
そんな時代に求職者を集めるには「自社の魅力を伝える!」しか方法はありません。
では「会社の魅力」とはなんでしょうか?
事業の成長性・経営者の考え方・給与水準の高さ・福利厚生が良い。などいろいろあります。
ですから、文字数や写真点数に制限のない独自の採用サイトを作り紹介するのです。
求職者の大半は求人サイトを見た後に、興味を持った会社のホームページや採用サイトをチェックしています。
ですから、求人サイト自体が無かったり、内容が数年前から更新されていな場合は、応募は避けられてしまう可能性があるのです。
さいごに
如何でしたか?
今日は、求人サイトからの応募が来ない!その理由を考えると題してお送りしてきました。
今、中小企業は厳しい採用難に直面しています。 その原因は会社の知名度が低いからという説もありますが、実は採用活動のやり方とかけるコストが低いのが問題だと言われています。
ブログやSNSで会社の様子を見て応募を決める求職者も多く、特に若い人材になるほどこの傾向が強くなります。
独自の採用フローを構築し、マメに更新するなど運用も考えなければダメなようです。