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竹田新撰組

ホテルの変化が面白い

2017.12.14 12:39

主に海外のホテルの変化についてですが、ここ1,2年の変化は面白いですね。

少し前までは特定の地域でのみ発生していたリゾート料金が、

都市部のホテルでも採用されはじめています。

当然リゾート料金を上乗せする以上クオリティの向上も図られているとのことで。

で、変化が激しいといえば、日本でも徐々に広まりつつあるホテル事業のIOT化です。

IOTに特化したお部屋の機能性の質はこれからどんどん高まり面白くなりそう。


そしてそして私個人が特にこれは面白いと思った2つが、

フロントやロビーのワークスペース化とホテルが旅行業務まで請け負う変化です。

まずフロントやロビーのワークスペース化ですが、

単純にフロント業務だけにそのフロアを使ってしまうのはもったいないとして、

様々な機能を持たせようとワークスペース化に乗り出したようです。


そりゃそうですよね。

ビジネスホテルであればそれこそワークスペースが確保されたホテルは嬉しいですし、

一見仕事とは切り離された休暇を満喫するための高級リゾートホテルであっても、

急なビジネス案件に対応できる空間は以前から求められてきたわけだし。

このようなニーズにしっかり応えはじめた海外のホテルの変化って素早いですね。

たぶんワークスペースに留まらずその他の機能もどんどん展開されるんだろうな。


次にホテル(宿泊事業者)が旅行業そのものに手を出し始めたことですが、

この変化は面白いと思いつつもちょっと遅くない?とも感じてます。

旅行って、やっぱり家を出てから帰宅するまでが旅行なんですよね。

個人の価値観によって移動から食から観光から宿泊までコーデするってサービスは、

1つの事業者がトータルで提供するって形の方が顧客の要望にきっちり応えられるし、

旅行会社はホテルや旅館内部のサービスや理念など様々な事情に参入しづらいけど、

ホテルや旅館そのものが宿泊事業のコンセプトに合わせて、

旅行全体をトータルプロデュースするなんてそんなに難しくはないですよね。


トータルプロデュースの広い視野で事業展開を考えていけば泊食分離だって対応可能だし、

健康や趣味に特化した観光宿泊プランの提供も評判がいいようなんで、

これからはの宿泊事業者は最大の攻め時なんじゃないかと思います。

正直、シェアリングエコノミーやその他アウトソースを上手く活用していけば、

かかるコストもそんなに心配するような額にはならないだろうし。


と、まあホテルや旅館の変化を見ていくと、

社会のトレンドを図るいいツールにもなりますし、なによりすっごく面白い。

いずれこのような事業にも関われたらいいなぁと思いつ今日はこのへんで。

それでは。