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MTG【4.29報告書】

2022.04.30 01:00

ゴールデンウィーク渦中のMTGは親戚のまたその先の親戚までが集って大変賑わった。もはやミーティングではなく単純な家族会。芍薬先生のお見舞いがてら多くの関係者も時間を作って会いにきてくれた。

海外勢も仕事の合間にインターネットを繋いでかなり楽しい時間を過ごせたと思う。それだけでも、MTGの定期開催には意味があると感じられた。


金曜日の夜


こう決めておくだけでそれぞれがスケジュールを組むことができるからだ。


芍薬先生の急な発熱は、それぞれの役割と尊厳を再確認できたような気がしている。

というのも、MTSECONDに参加している多くの方々は社会的に虐げられてきた過去がある。繊細と強気のせめぎ合いの中にいる。自分達が実に弱い存在である自負がある。謙遜と自尊心の折り合いがうまく行っていない。

私たちの多くは過去、世間があつらえた看板のために自尊心をえぐられ、いわれのない誹謗中傷の餌にされてきた。できるのに才能を潰されてきた本懐でもあろう。


尊厳の面では「休む」ことを再確認した気がする。

お小さい頃から身体が弱いと言われ続け、またどちらかと言えば精神薄弱の気が強い先生は一人暮らしをしてから容赦なく休むようになった。自営業も相まって身体が資本ということを多くの失敗から学び取ったのだろう。


先生の口癖は誰に対しても「嫌ならお仕事辞めちゃえ」だし、「会社はあなたの人生の責任は取らない」だし、「とりあえず死なないで」なのである。


能動的に自分の人生をどうコントロールしていくか、そのためにあつらえた看板など壊してしまえ、尊厳が侵されるよりも重要な感覚だ。


ちなみに昨日のMTGにおいては、芍薬先生はzoom参加であった。

小さなおうちでJERUSALEMたちと過ごす先生は本当に楽しそうだった。悔しかったけれど、MT公会堂やDEAD SCREENINGたちでは彼女のあのわがままは引き出すことができない。怒って泣いて、喜んだかと思えば不貞腐れて、しょうもないわがままと言い訳を言って、いたたまれなくなって「ごめんね」なんていうのはJERUSALEMの力だと思う。

幸せそうだった、本当に。


日増しに関係性が変化しながらも絆が深まっていく。何度も喧嘩をして、何度も「金輪際会うことはない」と啖呵を切っても、なんとなくフラっとまた帰ってきて欲しいと思ってしまう。


男はつらいよを思い出す。

寅さんは正直どうしようもない人だけど、みんなが帰宅を待ち望んでいる。旅立ったその日から、その瞬間からずっと待ち焦がれている。


MT SECONDも時代を経てさらにそんな関係性になれることを願っている。