硬水軟水
皆さんこんにちは。星輝傘です。
最近ホームセンターやショッピングモールに行くと巣ごもり需要を狙ってなのか、家庭用のウォーターサーバーの勧誘をよく見かけます。
皆さんは、普段どんなお水を使ってますか?
「硬水」や「軟水」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは硬度(こうど)の違いで分けられています。
硬度は1リットルの水に含まれるカルシウムとマグネシウムの合計量を数値化したもので【WHO基準】では、
軟水:0~60mg未満
中程度の軟水:60mg~120mg未満
硬水:120mg~180mg未満
非常な硬水:180mg以上
となっています。
日本の水道水は海外と比べてミネラル含有量が低く、硬度の平均は約48mg/Lとなり、殆どが「軟水」です。
平均値で見ると47都道府県の中では、沖縄・千葉・埼玉・熊本は比較的硬度が高く、愛知・山形・島根・宮城・広島は比較的硬度が低いようです。
出典:ソフトウォータークラブ
日本国内でも「硬度が低い地域」から「硬度が高い地域」にお引越しした方が、シャンプーが泡立たなくてビックリしたというお話を聞いたことがありますが、これは水に含まれているミネラルが、せっけんの成分と結合して洗浄力のない「せっけんカス」を作り出し、洗浄力を妨げる性質があるためです。
では、お米を洗ったり炊いたりする際には、どんなお水がいいんでしょうか。
水道水には雑菌の繁殖などを防ぐために、塩素消毒がされています。
このため、塩素の臭いが気になるという方もいらっしゃいます。
そんな時に、浄水器やミネラルウォーターは有効なんですが、ミネラルはデンプンと結合して硬くなる性質があるので、非常に硬度が高い硬水でご飯を炊くと、黄色っぽく炊けたり、粘りが少ないパサついたご飯になってしまうことがあります。
ミネラルウォーターでご飯を炊くときには「軟水」を選んで、美味しくご飯を召し上がってください。
今の時季、ほっかほっかの炊き立てご飯におススメなのは「釜揚げしらす丼」です。
冷凍ものではなく、鮮度が良い釜揚げしらすは、瑞々しく、魚がふっくらしていて口に入れるとふわっと旨みが広がります。
葱や生姜、しそ、胡麻などお好きな薬味を添えて、旬ごはんを楽しんでみてはいかがでしょうか。