室内楽(アンサンブル)を効率よく完成させる方法
吹奏楽に慣れていると、指揮者のいない室内楽(アンサンブル)の練習の進め方が難しく感じるのではないでしょうか。僕も経験ありますが、
[ケース1:誰も何も提案しない]
とりあえず通して、
「どうする?」となり
「もう一回最初からやる?」と誰かが言って
通す。
再び「どうする?」
「休憩しよっか」
[ケース2:ワンマンショー]
「そこずれるよね」「もう一回最初からやろう」「ちょっとそこ合わせて」「音程ずれてる」
とかいろいろ、これ全部メンバーの一人が言っている状態。他の人は黙ってしたがっている。
メンバーのひとりが指導者のような進化を遂げて、ワンマン室内楽指導が始まってしまうのは、いつもの吹奏楽と同じ構図ですよね。この状態になってしまうのは前に出たいタイプの人がメンバーにいる場合だけでなく、逆に「前に出たくない」メンバーが複数いる場合にも起こります。部活動だと3年+2年+2年+1年の4重奏だと3年生しか喋らなくなったり。
そんな感じでメンバーにもよりますが、室内楽は曲作りをすることも、その進行も全部自分たちで行う難しさがあるのです。
そこで今回の「トランペットアンサンブル講習会」は「リハーサルシミュレーション」と題して、各自が譜読みをしてきて集まったところをスタート地点にし、曲を完成させるまでにどのようなことをどのように進めていくと効率的かを解説しながら、実際に参加者で曲を作っていきます。
開催日は
5月21日(土)15:00-16:30(3名募集)
5月22日(日)13:00-14:30(1名募集)
です。
4重奏が可能な22日はJoseph Frestier作曲「Sonatina No.1」(同じ楽譜を使用した多重録音音源がYouTubeにありました)を使用します。
21日は募集人数が2名の場合は3重奏のクラシック系の作品を使用します(作品未定)。
それぞれ楽譜は事前にデータで配布し、ある程度譜読みをしてきてもらうことを前提としている回です。
少し真面目に、音楽を作る楽しさを体感してもらいたいと思い、1月からスタートしたこの講習会も、いよいよ大詰めです。ぜひご参加ください!
詳細、お申し込みフォームは以下のリンク、プレスト音楽教室サイトにございます。
ちなみに、第3回「ハーモニー、チューニング」の様子を動画にまとめました。
様子が少しおわかりいただけるかもしれません。よろしければご覧ください。
それでは、ご参加お待ちしております!
荻原明(おぎわらあきら)