力を抜くコツをつかむ
2017.12.17 22:57
動かした関節を元に戻す。
力を入れて位置だけ元に戻す訳ではありません。
ただ元の位置に戻す。
これを意識しないと力は抜けません。
手を前に90度あげてください。
力を抜いて元に戻すようにしてください。
下に落下すると思います。
元に位置にもどるでしょう。
きっとこれは誰でもできるはずです。
あまりにも力が入り過ぎているとこの動きすらもできない人がいます。
本当にいます。
ビックリですが、本当なんです。
自由落下ですが、自分で勢いをつけないと降りないということに気づきます。
それでは写真のように少しだけあげてください。
そして降ろしてください。
僅かしかあげないで元に戻します。
元に戻すだけですから力は入らないはずです。
しかし、小さくあげて元に戻すと力が抜けきっていないことに気づきます。
小さくやった方が誰でも気づきやすい。
横からも後もやってみてください。
動きによって力が入る方向があるのに気づきます。
これを4~5回ぐらいやってみてください。
力を抜いて元に戻す感覚がつかめてくると思います。
如何でしょう?
大きくあげて元に戻すのは重力の影響で加速度がつくので元に戻しやすいですが、小さくなら力が抜けているかどうかがハッキリわかります。
これは第三者にやってもらってもわかります。
被検者はずっと力を抜いているだけにしていてください。
検者が僅かに関節を持ち上げて手を放すだけです。
戻りが良い人と悪い人があるのに気づくはずです。
五十肩の人なんて全くできませんからね。
やってみると如何に肩が頑張っていたかがよ~くわかります。
頑張っていたことをやめるだけです。
力は入りません。
わかっていても力を入れてしまう。
これが力の入っている人の場合は顕著です。