2022年5月のメッセージ
桜前線はあっという間に北へと過ぎていきました。
九州熊本市では、バラやツツジ、藤、芍薬、菖蒲など春の花々がそれは色鮮やかに咲き誇っています。
まるで、目の中が極彩色の万華鏡になったよう。
江津湖周辺は美しい若葉に彩られ、幼い子供たちの笑い声や、グラウンドゴルフを楽しむみなさんの楽しげな歓声が、空高く響いています。
それはそれは、平和な光景です。
熊本の春はとても短く、今週は春の雨が続いていて、梅雨をすぐそこに感じるようです。
だから、この春の終わりとも、初夏とも思える日々を大切に過ごしたいと思っています。
今年の春はとても特別に感じています。
それは、ほんの少し、コロナ渦の先に小さな光が見えるようになってきたからでしょうか。
長らく停滞していたエンターテイメント界が動き始めました。
先日、リオのカーニバルが2年ぶりにスタートしました。アメリカではコーチェラ音楽フェスが数十万人を動員して盛大に開催され、今夏日本で行われる大型野外フェスにもたくさんの海外アーティストがラインナップされています。
以前のようにとはいきませんが、ようやく、世の中が動き始めたのですね。
とても、嬉しいです。
きっと、マスクを取ってヨガができる日が、そんなに遠くない未来にやってくるでしょう。
5月は連休を挟みますので、またお休みが多くなってしまいますが、どうぞ都合の合う時にぜひ顔を見せてくださいね。
一緒に気持ちよく体を動かして、おしゃべりしましょう。
春になり、暖かくなり、多くの方が久しぶりにレッスンに戻ってこられています。
ここ数ヶ月の間に、ご家族やご本人がコロナに罹患された方も多く、長い休園や休校、在宅ワークなどで「本当に大変だった!」とみなさん口々におっしゃいます。
それでも、何かを乗り越えたような、晴れ晴れとした表情をされているのが、とても印象的です。
私の近況ですが、コロナに翻弄されながらも、なんとか無事に息子の卒園式、入学式が終わりました。
子供は変わらずに元気いっぱいに過ごしているのですが、母親の私は心が揺れ動く日々が続き、チョコレートとカフェインレスコーヒーが大切な友達。
それでも、やっと、少し肩の力を緩められるようになりました。
息子は、学校帰りに卒園した保育園の学童クラブに寄って、給食ばぁばの手作りのおやつを食べて、先生とじゃれたり、泥遊びをしたり、工作をしたりして一時をすごし、そして家に帰ってくるので、今ところ、うまく心のバランスをとれているようです。
このような地域のサポートに本当に感謝しています。
地域のサポートといえば、私の住んでいる熊本市東区広木町はとても自治会活動が活発です。
ごみステーションの管理や道路の清掃、花壇のお手入れ、コロナ前は夏祭りなどの行事を主催され、多くの方がボランティアで、この地域の安全や美化、交流のために働いてくださっています。
私は、熊本市の街中からこちらに引っ越してきましたので、当初はこの熱い地域活動に本当にびっくりしました。
そして、息子が小学校に入ってさらに驚いたことは、自治会のみなさんが、毎日、雨の日も風の日も、小学一年生が下校する時間に、通学路50メートルおきに立って、子供たちが安全に下校できるように見守りをしてくださっているのです。
これには、涙が出そうになりました。
自治会のみなさんは、子育て世代の私たちには何も要求されません。
でも、溌剌と地域活動されている背中を見ていて、自分の子育てが終わったときには、この地域を守ろう、活動しよう、と自然に思うようになるのではないかと思いました。
目線は広く世界に向けつつ、地域のために働ける、そんな大人になりたい、なれたらいいなと思います。
4月末、5月末には、恒例の江津湖早朝ヨガを行います。
私なりに、江津湖のために何かできればという思いで、5年目となりました。
参加してくださる多くの方のみなさまのおかげで、このイベントを楽しく継続することができています。
本当にありがとうございます。
ヨガを行うことで、今この瞬間の自分の向き合い、内なる幸福に気づき、そして、その幸せを家族や周りの大切な人と分かち合うことができますように。
いつものスタジオ、そして若葉香る、早朝の江津湖畔でお待ちしています。
“私たちに必要なことは、
成功ではなく、信じることです”
マザー・テレサ