護摩とは3 御札の貼り方 (全3回) 2022.04.28 03:00 修法の祈願の趣旨を板や紙に書いたものを護摩札といい、護符にされます。護摩札は神棚があればその神棚に置くのが良いです。神棚とは神様をお祀りする神聖な場所であり、清らかな場所でもあります。もしも神棚がなくても、真心や感謝の気持ちを込めて丁寧にお祀りすれば良いです。また居間やリビングなどの生活の中心になるお部屋にお祀りするのも良いです。普段使わない部屋よりもお祈りをする機会がより増え仏様の力を強く感じられるようになるからです。寝室に飾る場合は足をお札の方に向けないように注意してください。できれば頭の方にくるようにお祀りしてください。 大きな注意点として、・字の書いてある面を表向きにすること・表面を南向きか東向きにすること・お手洗いなどの不浄な場所を避けること・人通りの多い玄関は避けること・絶対に画びょうを使用しないことです。 家具などの上においても良いですが、ほこりなどをきれいに取り払うことが必要です。また、セロテープや両面テープで柱に貼り付けても良いです。 なぜ南向きか東向きにお祀りするのかというと、太陽は東から上って日中は南で一番強く輝きます。だから、東や南に配置するのではなく、東や南にお札の表が向くように西側や北側にお札をお祀りするのです。 法話 ~なかなか知り得ない仏教のお話~